法事をやってはいけない日はいつ?前倒しはいつまで?一周忌の最適な時期

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家族や親族などが亡くなったあと、故人を供養するために行う「法事」。

子供の頃は親に連れられて参加するだけであったとしても、大人になるとそういうことばかりではありません。

自分自身が施主として、場を仕切らなければならないこともあるでしょう。

法事は本来ならば「故人の命日」に合わせて行うものですが、なかなか難しいこともあります。

そんなとき、「法事は前倒ししてもいいのだろうか」「先延ばしにするのはアリなのだろうか」と考えることもありますよね。

実際、法事を前倒しにするのはアリなのでしょうか。

法事の前倒しの有無、繰り上げる場合の時期や決まりについてお話ししていきます。

親族の前で恥をかかないためにも、最低限のマナーは知っておきましょう。

法事の前倒しはやってはいけない?繰り上げる場合の時期や決まりは?

 

まず結論から言いますと、法事の前倒しはやっても構いません。

むしろ、やってはいけないと言われているのは「法事の先延ばし」

つまり、命日より前に法事をやるのはいいけれども、命日を過ぎてから法事を行うのはNGとされているのです。

間違えないようにしてくださいね。

 

本来の法事は「故人の命日」に行うのがルール

一般的な法事の場合、年忌法要は「故人の命日」に行うものとされています。

故人が亡くなってから四十九日までは、七日ごとに法要を行うものですが、最近ではこちらは告別式のときにまとめて行うケースも増えています。

私も一昨年母方の祖母が亡くなったのですが、告別式のときにまとめて行っていました。

私は祖母と一緒に住んでいたわけではないので、四十九日の法事まで仏壇に手を合わせに行くことはありませんでした(母は、七日ごとに何とか時間を作って行っていたようです)。

四十九日のあとの法事は、

  • 一周忌
  • 三回忌
  • 七回忌
  • 十三回忌
  • 十七回忌
  • 三十三回忌
  • 五十回忌

までありますが、どこまで行うかは親族次第といったところ。

親族が高齢になること、故人と直接関わった人が少なくなることから、十七回忌まで、もしくは三十三回忌までというところも少なくありません。

法事の前倒しはいつまでOK?

法事をやってはいけない日とは?

 

法事は、命日に行うのが良いとされていますが、現実的には難しいですよね。

たまたま命日が土日ならば良いですが、平日だと親族もなかなか集まれません。

そんな場合は、命日より前の土日に行うのが一般的。

くれぐれも命日の後にならないように気を付けましょう。

お寺の都合もあるでしょうから、候補を何日か決めてからお寺と相談してください。

法事の前倒しはいつまで、という厳密な決まりはないのですが、1ヶ月以上前倒しにすると良くない印象を与えますから、命日の1ヶ月前までの日にちで調整しましょう。

 

法事をやってはいけない日とは?

 

一般的に、日本の冠婚葬祭は「六曜」などの縁起を気にする傾向があります。

結婚式は大安が良くて仏滅は避ける、お葬式は友引は避ける、など。

法事も六曜を気にするべきなのか?と考える人もいますが、法事は六曜を気にする必要はありません。

なぜなら、六曜は昔の中国の占いであり、仏教や仏事には関係ないからです。

そのため、法事はいつ行ってもいいのです。

極端なことをいえば、祝日やクリスマスなどのイベントの日でも法事をするのもアリ。

とはいえ、あえて祝日やおめでたい日に法事をする必要もありませんから、なるべくなら避けた方がいいでしょうね。

法事に六曜は関係ないといいましたが、親族に気にする人がいることも考慮して、どうしてもという理由がない限り大安や友引も避けておくとトラブルを減らすことができるのではないかな?と思います。

 

まとめ

法事の前倒しは、基本的に1ヶ月以内ならばOK。

命日を過ぎることのないように気を付けてください。

法事をしてはいけない日はありませんが、親族の考えなども配慮して決めるようにしましょう。