春の七草と言えば、「せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ」ですね。
でも、最近の道端でこの春の七草を見かけることは本当に少なくなったので、春の七草を覚えようにも覚わらない・・・なんてことはありませんか?
春の七草を覚える時には、「和歌」を使って覚えることで、一発で忘れないようにすることができるんです。
その他にも、現代の歌に合わせて覚えちゃうなんて方法もありますよ。
要は、春の七草の覚え方はリズムに乗るのが近道だということです。
ここでは、春の七草の簡単な覚え方や作者や時代背景についても分かりやすく説明します。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
春の七草の順番と和歌を使ってリズムよく覚える方法!
春の七草って、順番があるじゃないですか。
「順番まで気にしていたらますます覚えにくくなる!」と頭を抱える心配はないですよ。
春の七草は和歌にして読めば、簡単に覚えることができます。
「せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ これぞななくさ」
読んでみると、和歌の五・七・五・七・七のリズムが出来上がっているのが分かりますね!
どうでしょうか?
- 「1つ1つの七草は言えるけど、順番通りに言えない」という人、
- 「2.3個七草は知ってたけど、全部は知らなかった」という人でも、
和歌にして何度も言えば簡単に覚えることができますね。
現代版の春の七草の覚え方
ちなみに、私は子供の時によく聞いていたクレヨンしんちゃんの歌で春の七草をマスターしました。
それがこちら↓
リズミカルだけど、ちょっとゆっくりめの曲なので覚えやすかったです。
七草の順番以外にも七草のがつの作り方や食べる日なんかもわかりますよ!
また、七草の所をラップ調で覚える方法もありますよ↓
ちょっと面白い歌が好きだという小さなお子さんには、こちらの方が楽しんでもらえるかもしれませんね!
春の七草の歌の作者や時代背景は?
「春の七草」の作者って一体誰!?って思いません?
実は、春の七草の作者については、
・作者不明
・四辻の左大臣(よつつじのさだいじん)
だという2通りの説があります。
そもそも、元々は春の七草って作者不明で通ってきた和歌なんです。
しかし、ある時NHKの岡本信人リポーターが「作者は四辻の左大臣」だと答えたことから、今では四辻の左大臣なのでは?
という認識が広くなりました。
時代背景は醍醐天皇時代までさかのぼる
春の七草の時代背景は醍醐天皇の時代までさかのぼります。
昔は、まだまだ冷蔵庫などの保存技術が確立されていなかったことから、冬になれば新鮮な食材はあまり食べれませんでした。
そのため、春に新しく芽吹く植物はとても貴重がられており、宮中に奉っていたのです。
また、この頃には七草の決まりがなく、平安時代でも12種類くらいをお備えしていたんです。
しかし、鎌倉時代になって「蔵玉和歌集(ぞうぎょくわかしゅう)」の中で春の七草を「せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ」と書いたことから、春の七草はこの7つなのだと広く認識されるようになりました。
そして、江戸時代に正式に「年中故事要言」で和歌の形にされたのです。
厳しい冬が終わり、春になって植物が芽吹くことは、命をつなぐとても大切な出来事だったからこそ、春の七草が和歌として現代にまで語り継がれているのですね!
まとめ
春の七草の由来は、昔の人たちにとっては春に芽吹く植物達が大変貴重な存在で、宮中に奉納していたことが由来でした。
そして、鎌倉時代に蔵玉和歌集で春の七草を書いたことで、春の七草が「せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ」だと決定しました。
春の七草は、ただ棒読みしているだけだと順番まで正確に覚えにくいですよね。
そんな時には、五・七・五・七・七の和歌にしてリズミカルに読むことで、簡単に覚えることができます。
また、現代版でも春の七草は楽しく歌われていますよ!
そのため、自分が覚えやすいものを探してみてください。