12月も目前。暖房器具がフル稼働する季節となってきました。
家にいる時間が長い場合には、暖房は1日中つけっぱなしのご家庭も多いのではないでしょうか?
小さいお子さんがおられるご家庭などは、空気の乾燥やホコリの舞い上がりなどを気にされると思います。
そんな時にはオイルヒーターがぴったりですよね。
じんわりとした暖かさが魅力で、ヤケドもしにくく安全度が高いです。
ただし、オイルヒーターを使うときに一番気になるのが電気代。
最近はエアコンでは、こまめな入切をするよりつけっぱなし方が電気代が下がる、なんて話も聞きます。
じゃあオイルヒーターをつけっぱなしにしたらどれくらい電気代がかかるの?
今回はそんなシュミレーションをしてみましたよ。
デロンギオイルヒーターをつけっぱなしにした場合の一ヶ月の電気代
今回はオイルヒーターの電気代ということで、一番有名なメーカーと言っても過言ではないデロンギのオイルヒーターを例にとります。
他のメーカーと同じような機能の製品でシュミレーションしてみます。
こちらの製品です。
製品型番 | デロンギ オイルヒーター HJ0812 |
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消費電力 | 1500W(600W / 900W / 1500W) |
最適な部屋の広さ | 約10畳 ~ 13畳 |
デロンギのオイルヒーターにはミニマム・ミドルの2つのスイッチがついており、スイッチを入切によって消費電力を調整できます。
(ミニマムのみ → 600W、ミドルのみ → 900W、2つ同時(マックス) → 1500W)
このスイッチに加えて、サーモスタットというつまみが付いています。
これはヒーター本体がある一定の温度になったら電源が切れ、温度が下がったらまた入る、という機能です。
何段階かに分かれていて、温めすぎや温度の下がりすぎを防いでくれます。
この2つを組み合わせて、消費電力をコントロールする仕組みです。
ECO機能が付いてないモデルになるので、10畳のリビング・室温20℃で9時間使う設定で、
1時間あたりだと約18,2円になります。
単純にこれを
- 1日24時間つけっぱなしにすると約436,8円
- 1ヶ月30日だと13,104円
この設定だと、単純計算で9時間を平均674Wの電力で動かしていることになります。
少し設定を下げて600Wで使おうとすると、
- 1時間あたり16,2円
- 1日388,8円
1ヶ月11,664円これは本当に単純に計算しただけです。
実際には使う建物が木造か鉄筋コンクリートか、夜と昼の室温の変化などは細かくシュミレーションしていません。
木造の建物や外の気温が低い時間は、同じ室温にするのに余分に電力がかかります。
電気代参考(デロンギ公式サイトより)
こちらの型番のエアコンと比べてみます。
例えば三菱の最新型エアコンの10畳用モデルで比較してみると、目安とされている消費電力で
1ヶ月つけっぱなしだと約13,900円となります。
こちらのエアコンのシュミレーションは、室温が何度になる設定か書かれていないので単純に比べられません。
ですがこのような大雑把な計算では、驚くほど電気代が高くつくわけではなさそうです。
オイルヒーター、エアコン、どちらを使うにしても1ヶ月1万円は越えるくらいの電気代にはなりそうです。
デロンギオイル ヒーターの賢い使い方
それではオイルヒーターをより賢く使うにはどうしたらいいのでしょうか?
- 窓際に設置する
- 窓にはカーテンや断熱シートを貼る
- タイマーを活用して使わない時間は電源が切れるようにする
などです。
特に外の気温がもっとも室内に伝わる場所は窓です。窓に断熱シートを貼ることは、暖まった室温を下げないために効果的なんです。
そうは言っても、やはりこまめに電源を入切したほうがいいのでしょうか?
やはりこまめに電源を入切したほうがいい?
オイルヒーターは暖まるのに時間がかかるので、こまめに消すと室温が思ったように上がらないこともあります。
寝ている時や日中長時間家にいない時などに電源が切れるようにしておくといいですよ。
タイマーで事前に1〜2時間前に暖め始めれば、極寒の部屋にはならないはずです。
私も実際にデロンギのオイルヒーターを家で使っているのですが、寝ている間は部屋はそんなに暖かくなくていいかなと感じます。
夜間の電源が切れているだけでも電気代の節約になりますね。
もし24時間つけっぱなしにする場合には、低めの消費電力の設定でも暖かいと思います。
オイルヒーターは輻射熱によって周りの物体(人の体、壁、床、天井)も暖めるので、体感温度は高く感じます。少し重ね着をする、厚めの靴下を履くなどの対策をプラスしてみてください。
消費電力は抑えつつ暖かく、空気もきれい、といいとこ取りができるのではないでしょうか。
さらにデロンギのオイルヒーターだけで言えば、最新モデルは自動で温度調整をして消費電力を抑える機能がついています。
勝手に省エネしてくれるということで、電気代もかなり抑えられうようです。
これから購入を検討している、という方は長い目で見て最新機種を買うのも1つの手です。
まとめ
電気代の高さが気になるオイルヒーター。
使い方にもよりますが、エアコンの電気代と大差ない場合もあります。
24時間つけっぱなしにする場合には低めの消費電力の設定で使用しましょう。
窓に断熱シートを貼るなどの対策を一緒にとることをおすすめします。
長時間家にいない間や夜間は電源がオフになる設定にするだけで、こまめに入切しなくても省エネに繋がります。
じんわりとした暖かさが心地よいオイルヒーター。賢く使って安全、快適な冬をお過ごしくださいね。