相撲のテレビを見ている時に、茶色のちゃんちゃんこを着ている人を見たことありませんか?
実は、この茶色のちゃんちゃんこを着ている人達って、すごく相撲を愛して相撲業界に多大なる貢献をしている人なんです!
ちなみに東西会というメンバーなのですよ。
ここでは、相撲の茶色のちゃんちゃんこを着ている人達の正体を詳しくご紹介します。
相撲が大好きだという人は、ぜひ最後まで読んでみてください!
茶色のちゃんちゃんこを着ているのは どんなグループ?
相撲で茶色のちゃんちゃんこを着ている人達は、「東西会」というグループに属しているメンバーです。
この東西会は大阪にしかないグループなのですが、東京では「大相撲滞会」、福岡では「福岡滞会」などがあります。
たまり席で相撲を見る会員制の団体で、大阪東西会(たまりの会)と呼ばれています。
そして、茶色のちゃんちゃんこを着ているのは、大阪の東西会の人達だけ。
座る時には、土俵の東と西に分かれて座ります。
結構、特別な人達なのですね。
ビックリ!東西会での意外な決まり事
東西会の席で観戦する人は、絶対に拍手をしてはいけないという決まりがあります。
これは、東西会ではひいきをしてはいけないという決まりがあるからです。
また、弓取り式が終わるまで席を立ってはいけません。
一般の人達が相撲を楽しく観戦するのとはちょっと違っていて、相撲の歴史やしきたりなども重視しているのですね。
でも、絶対に拍手をしてはいけないなんて・・・!
感動しても拍手ができないって、なんだかもどかしくなってしまいそうだと思うのは私だけでしょうか?
東西会の人達ってどんな人たちなの?
では、この東西会の人達ってどういうことをしているのか?
テレビを見る限り、一部の席に塊になって座っていることから、特別な会員になっていることは何となく分りますよね。
東西会の人達は、一言で言えば相撲のファンクラブのようなもの。
入会すると、「維持員証」が発行されます。
そして、興行収入を寄付したり、お相撲さんの賞金を寄付したりしています。
かなり高額な寄付をしているんですよ。
つまり、お相撲業界が維持できるように力士たちを応援しているということですね。
東西会に入会する方法
東西会は、滞席を15日間ずっと入手する維持会員。
ずっと相撲観戦を楽しめてあんなにいい席に座れるなら、自分たちも東西会に入会したいという人達もいるでしょう。
しかし、東西会に入会するのは難しいのです。
東西会に入会するためには、
- 欠員が発生した時
- 今、会員になっている人達の紹介
- 公益財団法人日本相撲協会への寄付としての一時金を支払う
など、色々条件をクリアしないといけません。
つまり、入会しようと思っても簡単に入れない、かなり限られた人のみが入会できる会員なのです。
ちなみに、この一時金はどのくらい払わないといけないのか?
日本相撲協会によると、大阪地区の場合、1,380,000円以上支払わないといけません。
めっちゃ高いですね!!
ただし、東西会の人ではなくても、東西会の場所のチケットを譲渡された人は東西会の席に座ることが可能です。
個人的に、東西会のチケットを譲渡される人達もすごいツテを持っているなぁと思います・・・。
なんか、茶色のちゃんちゃんこを着ている人達って、何か特別な人達なんだろうなとは思っていたけど、ここまですごい人達だとは・・・
私は全然知らなかったので、すごく驚きました。
茶色のちゃんちゃんこを着ている人のまとめ
相撲で茶色のちゃんちゃんこを着ている人達は、大阪の東西会と呼ばれる人達です。
この東西会と呼ばれる人達は、相撲の維持会員になっていて、相撲業界を盛り上げているスゴイ人達。
通常はチケットがないと東西会に座ることはできませんが、チケットを譲渡すれば東か西のどちらかに座ることが可能です。
ぜひ、東西会の席から相撲を観戦してみたいものですね!