節分と言えば、恵方巻き!というぐらい定番になっていますよね。
なんだか、年々太巻きが巨大化しているような気がするのは、私だけでしょうか?
家族で「今年こそは、しゃべらずに・口から離さずに・・・」って確認して食べるのですが、たいてい誰かがわからいだします。
しかし、恵方巻の食べ方ってなぜ口から離してはいけないのでしょうか?
口から離さない理由を詳しく解説していきますね!
恵方巻の食べ方【口から離さない理由を分かりやすく解説】
恵方巻って太いから、正直すぐに口から離してしまいそうになります。
そんな顎が悲鳴をあげそうになりますが、その理由は次の3つ。
恵方巻きを口から離さない理由3つ
- 福が逃げる
- 願い事がしにくい
- 縁を切らないため
実は諸説がありますが、有力候補は上の3つです。
詳しく見ていきますね!
理由1.福が逃げる
そもそも、恵方巻とはどういう意味なのかというと、「福を巻いた太巻き」のことを言います。
その「福を巻いた太巻き」を、その年の吉報方面を向いて食べると縁起が良いとされていました。
だから、途中で口を離してしまうと福まで去っていくと考えられました。
理由2.願い事がしにくい
恵方巻は昔から、食べながら商売繁盛や無病息災、家内円満などを願いながら食べられていました。
一説には、『好きな女性と一緒になりたい』という強い願いから、広く普及したんだとか・・・。
つまり、食べながら願わないと願いが叶わないということです。
そのため、途中で口を離してしまうと願いも途中までしかお願いすることができないから、最後まで口を離せないとも言われています。
理由3.縁を切らないため
「口を離す」=「良縁を断ち切る」という解釈もされていました。
恵方巻の具って七福神に例えられて7種類も入っているんですよ。
だから、七福神が運んでくる良い縁を最後まで味方につけるためにも、口は話せないと考えられてきました。
同じく縁起を担ぐ意味合いで、
「節分の日に、玄関に魚の頭を飾る」というのがあります。
参考記事:節分に魚の頭を玄関に飾るのはなぜ?魚の正体と飾り終わった後の処理方法まで!
恵方巻を食べる正しいルールは?
では、恵方巻って実際にはどうやって食べるのが正しいルールなのでしょうか?
順番を追ってご紹介します。
- 豆まきをして家を清める
- 恵方巻きを手に取る
- 今年の吉方を向く
- 食べ終わるまでしゃべらない・口を離さない
恵方巻を食べる前には、できたら先に豆まきをして家の中を清めましょう。
自宅を清めた後に福を呼び込むのが本来のやり方です。
そして、恵方巻は7つの具材が入っているものがおすすめです。
これは、「7個の災難が取り除かれて、7個の幸福を授かる」と言われる七福神にちなんでいるから。
しかし、小さな子供では7つも具材が入った恵方巻を食べるのは難しいですよね。
そんな時には、子供の好きな「卵だけ」とか「サーモンだけ」など工夫してあげましょう。
参考記事:節分の昔の風習と今の違いは?豆まきや恵方巻き、入り豆の理由や掛け声の違い
今年の恵方は西南西!
2020年(令和2年)の恵方は、西南西です。
今年の恵方が西南西ということは、年神様が西南西にいらっしゃるということです。
恵方巻だけでなく、西南西はその年の縁起の良いとされる方角なので、旅行など何かを決める時には西南西を1つのポイントとして頭に入れておくと良いですね。
まとめ
恵方巻の食べ方で口から離さないのは、
- 福が逃げる
- 願い事がしにくい
- 縁を切らないため
という3つの理由があります。
昔から恵方巻を食べる時には、商売繁盛や家内安全などを願って食べていたので、これらの願い(良いこと)が逃げないためにも口を離さなかったのですね。
そして、今年(2020年)の恵方は西南西です。
西南西を向いて、願い事をしながら静かに食べ終えたいものですね!
私も、今年こそは家族で笑わずに食べ終えたいです!