ユリ根に毒があるって本当?百合根のおいしい食べ方や保存方法とは!

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ユリの実は栄養価も高く、漢方薬にもなる高級食材ですよね。

綺麗な花には毒があることもありますが、ユリ根にも毒があるでしょうか?

ユリ根の美味しい食べ方や調理方法、保存方法をまとめてみました。

ユリ根に毒があるって本当なの?

ユリ根に毒があると誤解をしていませんか?

有毒植物に紹介されているユリ科の植物の中には、確かに強い毒性のあるユリ科の植物もあるのですが、ユリ根は食用種で、漢方薬にもなるくらい栄養豊富なのです。

ただし、食用のユリ根以外は灰汁が強く食用に向かないものが多いです。
個人の判断で野生のユリ根を食べない方が良さそうですね。

ユリ根の栄養素や効能は?

栄養素で特に豊富なのがカリウムで、野菜の中での含有量はトップクラスです。

カリウムには高血圧の予防や、筋肉の収縮をスムーズにする働きがあり、腎臓に溜まりやすい老廃物の排泄を促す働きもあります。

漢方では、イライラや精神不安、不眠、更年期の不定愁訴に効果があるとされています。せきやぜんそく、気管支炎の症状をやわらげる作用もあると考えられています。

ユリ根は根っこではなく葉が変形したもの

ユリ根と言う名前から根っこと思われますが、実は葉が変形したものです。

一つの球根の塊に見えますが、沢山の燐片が重なって出来ていて、この重なり合う形から「百合」の字が当てられたと言われています。

百合根のおいしい食べ方や保存方法とは!

百合根のおいしい食べ方や保存方法とは!

百合根は京料理には欠かせない高級食材の一つになっていて、球形のまま含め煮にしたり一片ずつはがしたものを下ゆでし、煮ものや和えもので見かけますよね。

今回は、そんな栄養豊富なユリ根のおいしい食べ方や保存方法をまとめてみました。

百合根のおいしい食べ方

ユリ根の特徴は、ほのかな甘みと、ほくほくとした食感。それに、仄かな香りです。

見た目から食べ方が難しそうに感じるかもしれませんが、調理方法はとても簡単です。

下処理の仕方

表面におがくずや汚れが付いているので、下処理をします。

  1. 表面のおがくずを洗い流す。
  2. 包丁や手を使って片鱗を丁寧に外す。
  3. 内面に付いていたおがくずや汚れを洗い流す。
  4. もし、片鱗に茶色い痛みなどがあれば、包丁で丁寧に切り取る。

下処理はとても簡単ですね。

後は調理に合わせて加熱しますが、ユリ根は非常に火の通りが早い食材です。

加熱しすぎると溶けてしまうので、気を付けて下さいね。

ユリ根の炊き込みご飯の調理方法

私がよく作るのが、ユリ根の炊き込みご飯です。

片鱗を外したユリ根とお好みの量のお米と水を炊飯器に入れて炊くだけです。

大体、ユリ根が1塊に対して、お米は2~3合で炊きます。

炊きあがったご飯からは仄かな甘い香りがして、ユリ根のほくほくとした食感が楽しめるご飯になります。

寒い時期だけ楽しめる炊き込みご飯として、旬の味を楽しみます。
来客があったときのおもてなし料理にも簡単に作れますね。

ただし、炊き込みご飯ではユリ根はほくほくとした食感は味わえるものの、形が崩れてしまいます。

ユリ根の桜の花びらに飾り切り

せっかくのユリ根を上品に楽しみたいなら、春を感じさせるおもてなしに、桜の花びらに飾り切りがお勧めです。

  1. 片鱗の片方にV字に切り込みを入れる
  2. 両側を少し落として形を整え、桜の花びらの形にする。
  3. 小鍋に水と酸味を感じない程度のお酢、食紅を入れる。
  4. 小鍋を火にかけひと煮立ちしたら火を止めてユリ根を入れる。
  5. 余熱で火を通し、そのまま冷ます。

ピンク色に染まったユリ根は茶碗蒸しの上に飾るなど、料理の飾りとして使います。

この調理はユリ根の食感も楽しめる調理法です。

一度に1塊を全部を桜に切るのは少し手間がかかるので、使いたい分だけを調理するのも良いですね。

百合根の保存方法

保存方法もとても簡単です。購入後、すぐに調理の予定が無ければ、おがくずがついたまま保存します。冷暗所で保存すれば、長持ちする食材です。

おがくずのまま保存で約1カ月程度保存する事が出来ます。

おがくずが無いものは新聞紙などで包んでから袋に入れ冷蔵庫で保管して下さい。

この時に、ユリ根は水に弱いので濡らさないように気を付けて下さい。

私も以前ユリ根を包む新聞紙を濡らして保存した事があるのですがあっと言う間に傷んでしまった事があります。

 

せっかくの美味しいユリ根なので、丁寧に保存もしたいですね。
また、片鱗に分けた後にさっと塩ゆでして冷凍も可能です。

ただし、解凍後の食感は柔らかくなるので、硬めに塩ゆでにしておきましょう。

まとめと感想

いかがだったでしょうか。

栄養豊富で美味しいユリ根を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

難しく思えた調理方法も保存方法も、加熱の方法や、水に濡らさないなど、ちょっとした事に気を付ければ簡単な事に気が付いて頂けたと思います。

お店で食べる特別な食材としてではなく、家庭でも気軽に味わうことが出来ますね。