貝割れや大根から再生栽培ができるように、しめじも再生栽培できるのでしょうか?
しめじにも根元に「菌床部」と呼ばれる菌がついた部分があるので、再生栽培できそうですよね!
でも、実はしめじは再生栽培が非常に難しいのです・・・。
ほぼできません。
ここでは、しめじはどうして再生栽培が非常に難しいのか詳しくご紹介いたします!
しめじが再生栽培できない理由
しめじがどうして再生栽培できないのか?
それは、しめじは貝割れや大根と違って「菌の塊」から生えた食べ物だからです。
つまり、しめじができるのは「菌から」できるのです。
しめじができるまで
では、そもそも普段私達が食べているしめじってどうやって栽培されているのか?
よくスーパーで売られているしめじの作り方はこちら。
しめじの育て方
- 温度や湿度管理の徹底した場所で菌を育てる
- 暗闇にブルーライトの光りをあてて、しめじのかさができるまで待つ
- しめじができたら取り出して出荷する
しめじは菌から作らないとできないことが通常の製造工程からも分かりますね。
石づきに菌がついているんじゃないの?
しかし、しめじの根元には「菌床部」と呼ばれる菌がついている部分があります。
菌床部は、普段私達が調理する時に落としてしまう、石づきの所ですね。
だから石づきに水を与えれば菌がついているから再生栽培できそうですよね。
ただし、残念なことにスーパーで買ってくるしめじには、菌床部の所にもう菌がいないものばかりなのです。
菌がいない石づきをいくら放置していても、そりゃもう一度再生して育てることはできませんよね。
他の菌がついていてもできない
では、菌がちゃんとついているしめじから菌だけを採取して、おがくずなどに入れて菌を育てれば、しめじも再生栽培できるのか?
確かに、菌を採取して育てるのなら100%できないとは言い切れません。
しかし、しめじにはもう1つ再生栽培が難しい理由として「他の菌に負けやすい」という性質があるのです。
それは、おがくすや容器にしめじ以外の菌がある場合、しめじはその菌に勝てなくて育たないということ。
だから、しめじを育てる時にはかなり細かく全てのものを殺菌してからではないと再生栽培ができないのです。
そんな殺菌、普通の家じゃできませんよね。
ダメ元で!水に入れて再生栽培してみた!
最後に、スーパーで買ってきたしめじの石づき部分を野菜と同じ方法で再生栽培するとどうなってしまうのかご紹介いたします。
まず、容器の中にしめじを入れて少しだけ水を入れます。
そしてそのまま水を替えながら成長を待ちます。
すると・・・・
だんだんと石づきの色が茶色っぽく変色して、変な臭いがしてきます・・・。
やっぱり、温度や湿度管理を一日中しめじが育つまで徹底した場所で、しめじ以外の菌をなくさないとできません。
どうしても自分でしめじを育てないならコレ!
でも、育てることが大好きな人だと、しめじも自分の手で育ててみたいって思うはず。
そんな時には、しめじを栽培できるキットを購入して育てるのが一番失敗なく挑戦できます。
こちらのしめじ栽培キットなら、再生栽培にはならないけど、しめじを育てることができますよ!
しめじの再生栽培のコツ【まとめ】
しめじを再生栽培することは、非常に難易度が高いです。
そもそも、スーパーで買ってくるしめじの石づき部分には、しめじを育てるための菌がもういないものばかりなので無理に近いです。
また、しめじを育てるには温度や湿度を徹底的に管理して、他の菌がつかないようにしなくてはいけません。
どうしてもしめじを自分の手で育ててみたいという方は、栽培キットを購入してやってみることをおすすめします。
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