カイワレ大根って、再生栽培も簡単にできるイメージありませんか?
でも、残念ながらカイワレ大根は豆苗と違って再生栽培することはほぼ不可能なのです・・・。
「えぇっ!?」って思いますよね。
スーパーで買うと、種の部分がスポンジみたいなものについているし、茎から切ってしまえばそのまま再生栽培できそうなのに・・・。
ここでは、
- どうしてカイワレ大根は再生栽培が難しいのか
- カイワレを育てたい時の方法
をご紹介いたします。
カイワレ大根をもう1度再生栽培できない理由
カイワレ大根は、残念ながら再生栽培することが不可能に近い野菜です。
豆苗のミニ版みたいな形なのにどうしてできないのか?
カイワレが再生栽培できない理由は、「成長点が双葉のすぐ上」だから。
つまり、双葉が出ている段階でほぼ種の栄養分を吸い尽くし、成長はストップしてしまっているということ。
カイワレは、種と水の栄養分だけで成長するので、双葉が出て成長が終われば、種に栄養分が残っていることはほぼありません。
どうしても再生栽培したいなら
ダメ元でもいいからカイワレ大根の再生栽培に挑戦してみたい!という方もいるかもしれませんね。
もしもダメ元で再生栽培にトライする時には、茎を少し上らへんで切っておき、栄養分がたっぷり含まれた野専用の土に植えてみてください。
もしかしたら、根が張って土の栄養分から再生栽培することができるかもしれません。
ただ、この方法でもかなり成功率は低いので「成功できたらラッキー」くらいな気持ちで行うと良いですよ。
カイワレ大根を育てたいなら種から
では、カイワレ大根を育てる時にはどうやって育てたら良いのか?
カイワレ大根を育てたいなら、「種」から育てるようにしてください。
つまり、水耕栽培ですね。
園芸店にいくと、カイワレ大根の種が売っています。
この種から育ててあげれば、芽が出てしまえば1週間くらいで収穫して食べることができますよ!
カイワレ大根の育て方
- コップの中に水をはり、種を入れる
- 上からアルミホイルや布をかぶせて暗くしたまま一晩おく
- 水を含ませたスポンジや濡らしたキッチンペーパーの上に置く
- 日の当たらない場所で2.3日放置する
- 日の当たる場所に場所をかえて、水を入れ替えながら育てる
水耕栽培のポイント1.大きめの種を選ぶ
コップの中で一晩水につけて置くと、大きく膨らんでいる種もあれば、あまり元気がなさそうな種もあります。
小さな種は成長も遅く大きくならないので、スポンジやキッチンペーパーに移す時にはぷっくり膨らんだ大きな種を選びましょう。
水耕栽培のポイント2.水はこまめに替えて風通しをよくする
日の当たる場所に移してからは、こまめに水を替えたり風通しをよくして水の腐敗はカビを防ぎます。
カイワレ大根は根が出ると、根の周りに枝分かれしたようなふわふわしたカビのようなものをつけますが、こちらはカビではないのでそのまま育て続けてください。
しかし、変な色や臭いがする場合は腐敗かカビが生えてしまったサインです。
こうなったら、残念ですが全て捨てて1からやり直しましょう。
カイワレ大根を育てる適温は20~25度です。
春や秋が育てやすいので、初めて水耕栽培をする時にはこの季節を選ぶと成功しやすいですよ!
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カイワレ大根の再生【まとめ】
カイワレ大根の再生栽培は非常に難しく、不可能に近いです。
再生栽培しやすい豆苗とよく似ているのにどうしてできないのかというと、カイワレは双葉のすぐ上が成長点だから。
スーパーで売られている時点で、もう種の栄養分は吸収しつくしているので、同じ種からの再生栽培は難しいのです。
もしもカイワレ大根を自分で育ててみたい時には、園芸店から買ってきた種から育てるようにしましょう。