クリスマスやお正月が近づいてきて、パーティーの多い時期になりました。
パーティーではいろいろな料理を食べられるのも楽しみの一つですが、その主役級のお料理といえばやはりローストビーフですよね。
ローストビーフがあると食卓が華やかになりますし、特別感が出るものです。
スーパーやデパ地下でできたものを買ってくることもできますし、炊飯器やフライパンで作る簡単レシピもたくさんあるので身近なごちそうになっています。
でも、ローストビーフって内側が赤くて生っぽいから子供に食べさせていいのか心配…と思う方もいますよね。
ここではローストビーフは何歳から食べさせていいのか、食べさせる際の注意点などはあるのかについてご紹介します。
ローストビーフは何歳から食べさせても良い?
まずはじめにお話ししておきたいのが、ローストビーフの内側は生ではないということです。
内側が赤くて生のように感じるのですが、外側に焼き色を付けた後に低温でじっくりと調理されているので実際には内側まで火が通った状態なのです。
一般的に、子供の胃腸の機能は3歳ごろになると大人と同じ程度になると言われています。そのためお刺身や生卵も3歳ごろから食べさせるという家庭が多いようですね。
ローストビーフは生ではありませんが、十分に加熱されているとも言えないので少なくともこの時期までは待つべきでしょう。
ただ、3歳はあくまでも「食べても大丈夫だろう」という年齢です。
ローストビーフは噛み切るのが大変だったり胡椒などの香辛料がついていたりするので、小さい子供にたくさん食べさせるのはよくありません。
食事としてローストビーフを食べても問題ないと言えるのは、
噛む力が強くなり、給食などでいろいろな味の料理に慣れてくる、
「小学校1年生ごろ」でしょう。
ローストビーフの食中毒の心配や原因、注意すべきこと
①ローストビーフは食中毒になる?
ローストビーフは厳密には生ではないということはわかっても、食中毒の心配はないのかと心配になりますよね。
調べてみるとわかるのですが、ローストビーフが原因の食中毒は実際に過去に起きています。
ただし、その原因はO-157や黄色ブドウ球菌などのことが多く、これはローストビーフに限らずどんな食品からでも感染する可能性のあるものです。
適切に扱っていれば必要以上に心配することはないでしょう。
お店で売られているローストビーフは中までしっかりと火が通るように調理されていますので、買ってきたら食べるまでは冷蔵庫で保存して食べる直前に食卓に並べるようにしてください。
自分で生のかたまり肉を買ってきて調理する場合は手をよく洗い、表面をしっかり焼いてから調理します。
調理後は中までちゃんと火が通っているかを必ず確認してください。
調理用の温度計があればいいのですが、なければ焼いたお肉の中心あたりに竹串を刺して唇に当ててみてください。
竹串が温かくなっていればきちんと中まで火が通っています。
この時、金串を使うと熱くなりすぎて火傷してしまうこともありますので必ず竹串を使ってくださいね。
②ローストビーフを食べるときに注意すべきこと
生ではないもののしっかりと加熱されたお肉と比べるとやはりローストビーフは傷みやすいです。
切り分けたらなるべく早く食べ、時間のたったものや残り物などは子供には食べさせないようにしてくださいね。
参考記事:低温調理器って電気代は1時間でいくら?ボニークとアイリスの違いは?
まとめ
いかがでしたか?
ローストビーフは一見すると生のようですが、実際には内側まで低温調理されているので幼稚園から小学生ぐらいの子供なら様子を見つつ少量から食べさせても大丈夫そうです。
食中毒の事故は過去に起こっていますが、「ローストビーフだから気を付けなくてはいけない」ということはなくほかの食材と同じように気を付けていれば大丈夫でしょう。
お子さんとローストビーフを食べるときにはお肉が生のように見えても生ではないこと、生のお肉は食べられないことも説明してあげてくださいね。
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