畑や道端の至るところで見かける、小さなピンク色の花。
変わった色合いの葉っぱをしているこの花は、ヒメオドリコソウ(姫踊子草)といいます。
姫オドリコソウだなんて、なんだか可愛らしい名前ですよね!
そんな可愛らしい名前のヒメオドリコソウ、食べることはできるのでしょうか。
雑草と思われているものの中にも、実は食べられるものが混ざっているという話はよく聞きますが、ヒメオドリコソウもそのうちの1つなのか、気になります。
むやみに食べてしまって、実は毒があったなんてことになったら大変ですから、しっかり調べておきましょう!
ヒメオドリコソウが食べられるのかどうか気になる人は、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
ヒメオドリコソウ(姫踊子草)は食用?あるいは食べると毒?
ホトケノザ〜🌸冬になるね🌸ヒメオドリコソウや、オオイヌノフグリも春の準備し始めてる🌱
早いなぁ〜💕#野草 #春の準備 #里山 #ホトケノザ pic.twitter.com/fQ92fTFVFb— misa (@misa52610025) October 23, 2019
ヒメオドリコソウは食べられる野草なのか?についてですが、結論から言いますと、シソ科の植物なので、普通に食べることができるのです!
地域によっては、現在も天ぷらやゴマ和え、おひたしなどにして食べられているようです。
ヒメオドリコソウ(姫オドリコソウ)の糖度は50度以上で甘い♪
ヒメオドリコソウは、ピンク色の小さな花をつける野草です。
葉っぱはグラデーションになっていて、かわいくて癒されるもの。
しかも、ヒメオドリコソウは蜜がとっても甘いことでも知られています。
ためしに、ヒメオドリコソウを見つけたら花をプチっと取って、その根本を舐めてみてください。
ほんわりと甘いはずです。
なんとヒメオドリコソウの蜜の糖度は、50度以上!!
こんなに甘いのだから、食べられないはずがありません。
実際、ヒメオドリコソウはヒトだけでなく、虫たちからも大人気の植物なのです。
ヒメオドリコソウの繁殖力の強さはピカイチ!
ヒメオドリコソウは、1つだけで生えていることはまずありません。
なぜなら、ヒメオドリコソウは繁殖力がものすごく強いから。
ヒメオドリコソウ畑といっても過言ではないほど、あたり一面にヒメオドリコソウが‥なんてことも、珍しくはないのです。
増えても特に害があるわけではないのですが、家庭菜園をしていたり、ガーデニングを楽しんでいたりするのなら、ちょっと厄介だと感じるかもしれませんね。
ヒメオドリコソウとホトケノザの違い
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ヒメオドリコソウは、先述したとおり食べられる野草です。
しかし、パッと見で似ている野草に「ホトケノザ」があるのですが、こちらは食べることはできません。
「でも、ホトケノザって春の七草の1つだよね?毎年食べてるけど‥」と思った人もいるのではないでしょうか。
私も、ホトケノザって毎年食べてるじゃん!と思ってしまいました。
実は、春の七草のホトケノザと、そこら辺に生えているホトケノザは、別の品種。
同じ「ホトケノザ」という名前であっても、そこら辺に生えているホトケノザは食べられないので注意しましょう。
最悪の場合は、おなかを壊してしまうこともあるそうです。
ヒメオドリコソウの効能、薬効について
ヒメオドリコソウの効能や薬効についてですが、あまり情報を見つけることができませんでした。
オドリコソウは、中国では腎臓の病気に効く薬草として、親しまれていたそうです。
オドリコソウの根っこは、肝炎などに良いと言われていたみたいですね。
ヒメオドリコソウはオドリコソウの一種なので、もしかしたらこのような効能があるのかもしれません。
また、ヒメオドリコソウは腰痛に良いという記事も見つけました!
ヒメオドリコソウをお風呂にいれたり、ハーブティーにして取り入れるのがおすすめだそうなので、試してみたいですね。
私は腰痛が本当にひどいので、ヒメオドリコソウのハーブティーを試してみたいと思いました!
まとめ
ヒメオドリコソウは食べられるのかについてお話ししました。
ヒメオドリコソウは食べることができますが、パッと見で似ているホトケノザは食べられないので、絶対に間違えないようにしてください。
よく見ると全然違うので、不安な場合は図鑑などと見比べてみてくださいね!
庭などにヒメオドリコソウがたくさん生えて困っているのであれば、お風呂に入れたりハーブティーにしたりして、少しでも有効活用していきましょう。