土用の丑に食べると縁起が良いとされる「うのつくもの」。
代表格は“うなぎ”ですね!
でも、“う”のつくものってうなぎ以外にも色々あります。
「うめぼし」・「うまい棒」・「うどん」・「ウニ」などなど・・・簡単に手に入るものから高級なものまでいっぱい!
実は、土用の丑の日に食べちゃいけない“う”のつくものなんてないんです!
だから、これぜーんぶ食べてOK!
ここでは、土用の丑に関する昔からある常識・新常識をご紹介いたします!
土用の丑の日「うのつくもの」でダメなものはあるの?
土用の丑にはスーパーにうなぎがズラッと並びますね!
お店の方もここぞとばかりにうなぎを勧めます!
しかし、何せうなぎは高い!
「いやいや~家族いっぱいいるからウナギなんて買えませんて!」というご家庭は、まさしく我が家のことです!!!
そんな時には、うのつく他の食べ物を食べましょう。
うのつく食べ物で食べてはいけないものはありません。
例えば、梅干しなんてどうでしょうか?
うなぎも夏バテ解消になりますが、梅干しだって1日1粒食べれば夏バテ予防になると言われるくらいに夏にはもってこいの食べ物です。
また、子供達にうなぎ関連の食べ物を食べさせたいなら、「うなぎのタレ」もいいですね!
子供達の大好きな、あまーいうなぎのタレ!
ちゃんと“う”がつきますし美味しいし、普段よりも沢山ご飯をおかわりしてくれますよ!
土用の丑の日「うのつくもの意外」でも食べてもいいの?
土用の丑には、うのつく食べ物以外にも「黒色の食べ物を食べる」という習慣もあります。
どうして黒色なのかというと、丑の方角を守ってくれる魔除けの神様「玄武」の色が黒だからです。
そもそも、土用の丑の日って昔は悪霊がやって来る“良くない日”とされていました。
そこで、魔除けの神様である玄武にあやかり、黒い色を食べて悪霊から身を守ってもらおうとしていたのです。
黒色は栄養豊富
色が黒い食べ物は、栄養豊富なものが多いです。
例えば、黒砂糖。
白砂糖とりもミネラル鉄分が豊富に含まれています。
また、黒ショウガや黒ニンニクなども、普通のショウガやニンニクを食べるよりもうんと血液サラサラ効果がアップします。
土用餅は縁起がいい
土用の間に土用餅を食べると、体調を崩れにくくすると言われています。
土用餅の材料である大豆や餅は、確かに想像するだけで力がつきそうですね!
土用の丑の日!うのつくものの由来は?
土用の丑の日にうのつく食べ物を口にする習慣は、江戸時代からありました。
江戸時代では、うなぎ以外にもうどんや馬、牛などを食していました。
これは、土用の丑の日にうのつく食べ物を食べると、夏の暑さに負けないと信じられていたからです。
うなぎが主流になった訳
では、どうしていつの間にかうなぎが主流になってしまったのか?
それはちょっとしたエピソードがあるんです。
「昔、うなぎ屋を営んでいた商売人が、夏に全くうなぎが売れないことを悩んでいました。
そこで、ある時世界的にも名の通った平賀源内に相談した所、「本日土用の丑の日」と書いた看板を立て掛けてることをすすめられました。
そこで、うなぎ屋はその通りにやってみると、みるみるお客が入ったそうです。」
土用の丑の日にうなぎが食べられるようになった習慣は、この時に始まったとされています。
つまり、ある時から土用の丑の日に食べる食べ物の流行がうなぎになった名残が、今でも残っているということです。
土用の丑の日はうのつく食べ物を食べる?のまとめ
土用の丑の日には、絶対にうのつく食べ物を食べないといけないという訳ではありません。
また、うのつく食べ物はうなぎ以外でも全く問題ありません。
ちなみに、2019年の土用の丑の日は7月27日です。
うなぎ以外にも食べていいなら、今から何を食べようか?考える楽しみが増えましたね!