子供が風邪を引いた時などにマヌカハニーを与えるといいよって聞いたこともあるかもしれません。
はちみつは1歳までは与えないでというニュースも見たことがあります。
では、はちみつより濃いと言われているマヌカハニーは、どうなんでしょう?
やっぱ小さな子供には危険なのでしょうか?
ここでは、マヌカハニーは子供にどのように危険なのか、また、食べさせる時に絶対気を付けたい安全な方法をご紹介いたします。
マヌカハニーは子供に食べさせると危険なの?
実際、マヌカハニーは普段私達が口にするはちみつよりも数十倍以上もの抗菌力があります。
だからこそ、蜂蜜以上にマヌカハニーを子供に与える時には危険だと思う人も多いはず。
結論から言うと、「食べ始める時期」「アレルギー」「食べる量」3つに気をつければあまり危険なものではありません。
マヌカハニーを子供に与える時に気を付ける事
- 食べ始める時期・・・1歳以上であること(より安心なのは5歳以上)
- アレルギー・・・蜂アレルギーではないこと
- 食べる量・・・1日3回、5mlずつ与えること
この3つを守れば危険ではありません。
では、それぞれを「なぜ、そうなのか」を詳しく見ていきましょう!
食べ始める時期は1歳以上、安心なのは5歳以上
普通のはちみつは1歳以上からの摂取になりますね。
これは、腸内環境の整っていない1歳未満の子供の場合、ボツヌリス菌に感染する恐れがあるからです。
マヌカハニーも同じですが、より安心なのは5歳以上。ボツヌリス菌以外にも強い殺菌効果があるため子供の胃がうまく消化できないからです。
蜂アレルギーではないこと
蜂アレルギーの子供がマヌカハニーを摂取してしまうと、副作用として強い痒みや最悪の場合はアナフィラキシーショックで救急搬送される場合もあります。
1日3回、5mlずつ与えること
5歳以上の子供でも、規定量以上の摂取は下痢や嘔吐の原因になります。
1回に与える量を小さじ1杯ずつだと覚えておくと良いでしょう。
マヌカハニーは子供には危険な理由と副作用について
そもそもマヌカハニーって何でこんなに子供には危険だと言われているのか??
それはマヌカハニー特有の作用と子供に起こりやすい感染症があるからです。
強い殺菌効果~嘔吐・下痢・吐血~
マヌカハニーの殺菌力は、強力な胃酸の中にいるピロリ菌を殺すくらいの強い力があります。
そのため、規定量を守らなかったり小さな子供が口にすると、消化器系の副作用として嘔吐や下痢を引き起こす可能性があります。
また、稀な話ですが吐血することもあります。
大人でもピロリ菌を殺すための薬を飲むと、胃が傷つき吐血をする時あります。
マヌカハニーにはピロリ菌を殺す作用があるので、同じ様に吐血をしたという報告も実際にあります。
乳児ボツヌリス症になることも~便秘・神経麻痺~
マヌカハニーにボツヌリス菌は全体の20%程しか含まれておりません。
そのため、大人の場合はボツヌリス菌が腸内で感染することはほとんどありません。
しかし、子供の場合はまだ抵抗力が高くないため感染する恐れがあります。
すると、副作用として乳児ボツヌリス症を引き起こす時があります。
少し怖いですね。
もし、乳児ボツヌリス症になったらどんな症状かというと・・・。
大体3日程度の便秘が続いた後、その後神経麻痺が起こることが特徴!
神経麻痺・・・(>_<)
幼児の風邪時、マヌカハニーの安全な使い方
【子供が風邪を引いた時にマヌカハニーを使いたい場合】
規定量を守りながら安全なものを選ぶようにしてください。
規定量は先程ご紹介した通り、1日3回、5mlずつ与えるようにしましょう。
ブランドマークがついているものを選ぶ
マヌカハニーを購入する時に気を付けることは、
ブランドマークがついているものを選ぶ
マヌカハニーを購入する時には、次のブランドマークがついているものを選ぶようにしましょう。
- 「UMF(ニュージーランド政府が認めた製品)」
- 「MGO(UMF以上に細かい検査をクリアした品質)」
ブランドマークの横には抗菌成分の量が記載されています。
UMFの場合は5+、20+などで、MGOの場合は100+、250+などです。
この数値が高ければ高いほど、殺菌効果は高くなります。
また、風邪の時には抵抗力が落ちているものです。
できるだけ抗菌成分の低いものを選んでください。
マヌカハニーは子供に危険?【まとめ】
マヌカハニーを子供に与えることは、年齢・アレルギー・量を守れば危険ではないことが分かりました。
マヌカハニーは、偽物も多く出回っています。
子供のために購入する時には、必ずブランドマークがついているものを選ぶようにしてください。
マヌカハニーは風邪予防や喉の痛みに効果があります。風邪予防としての正しい摂り方も参考にしてくださいね♪