毎年毎年、「今年こそは早めにとりかかろう!」と思いながらもつい後回しにしてしまって慌ててすることになる大掃除。
中でも一番の難関は油でベタベタになった換気扇の掃除ですよね。
普通のキッチン用洗剤ではなかなか汚れをスッキリ落とすことはできず、専用の強力な洗剤を使うと手荒れが気になる…。
そんなあなたにピッタリなのがここ数年話題になっているセスキつけ置き洗いです。
ここでは換気扇の掃除におススメの「セスキつけ置き洗い」の基本的な方法や、注意点をお話したいと思います。
換気扇の掃除はセスキつけ置きで油汚れもスッキリ!
1.セスキとは?
まずはセスキとは何なのかを簡単に説明します^^
セスキとはセスキ炭酸ソーダのことで、重曹と炭酸ナトリウムでできているアルカリ剤です。
重曹よりもアルカリ度が強いので洗浄力は強いですが、手荒れしにくいことで人気が高まっています。
サラサラの結晶状で変質しにくく、冷たい水にも溶けやすいのでセスキ水を作ってスプレーボトルに入れておくと普段のお掃除にも簡単に使えて便利です。
2.セスキつけ置き洗いをするのに必要なものは?
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- セスキ炭酸ソーダ(100円ショップやドラッグストア、ホームセンターで購入できます)
- 換気扇のパーツが全部入る大きさの袋
- ガムテープか養生テープ
- ゴム手袋かビニール手袋
- 古布
- スポンジやブラシなど
- お湯(40度~50度くらい)
3.セスキつけ置き洗いの方法!量やつけ置き時間は?
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① シンクにビニール袋を広げ、端をテープでとめる
つけ置き中にシンクが使えなくなるのが嫌な場合はバケツや段ボールにビニールをセットしてもOK^^
換気扇の部品があたって袋に穴があいてしまうことがあるので、特に段ボールを使用する場合は袋を二重にするのがおすすめです。
② ビニール袋内にお湯をため、3リットルに大さじ1の割合でセスキを溶かす
セスキ炭酸ソーダは水でもよく溶けますが、お湯でつけ置きすると油汚れ自体がゆるんで落ちやすくなります。
また熱を加えることでセスキ水のアルカリ度が上がって洗浄力が強くなるのでお湯を使うのがおすすめです。
③ 換気扇の電源を抜いてパーツを外してビニールに入れる
ネジなどの小さいパーツは排水口ネットなどに入れてまとめるか、別の小さな器にセスキ水を取り分けてつけ置きしましょう。
セスキは洗剤と比べて手荒れしにくいとは言われていますが、肌が敏感な方はゴム手袋やビニール手袋などをして作業してください。
(素手で作業をする場合はそのあと必ず水で手をよく洗い、ヌルヌルが取れない場合はお酢やクエン酸をつけてみてください。)
④ そのまま1~3時間ほど置く
パーツ全体がつからない場合は途中でひっくり返したりしてまんべんなくセスキ水につかるようにしましょう。
⑤ 時間がたったらビニールの中でブラシやスポンジで軽くこすり、汚れを落とす
軽くこするだけで汚れが落ちます。
⑥ ぬるま湯(必要があれば食器用洗剤)で洗い、乾かす
最後の工程ですね。ここではセスキ水が残らないように流しておきましょう。
4.換気扇をセスキつけ置き洗いで注意することは?
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簡単にできるセスキつけ置き洗いですが、換気扇を掃除する時に注意しなければならない点が2つあります。
第一に換気扇の素材がセスキにつけられるものかをしっかり確認することです。
アルカリ剤であるセスキは使用に向かない素材がいくつかあります。
ステンレスはOKですがアルミ、銅、真鍮などには使えません。
パッケージに使用に向かない素材が記載されていますので、必ずご自身で確認してから使ってくださいね。
第二につけ置き時間を長くしすぎないことです。
汚れがひどい場合、つけ置き時間を長くすればその分きれいになるのでは?と思ってしまうかもしれません。
長くつけておけば汚れは落ちるかもしれませんが、一緒に塗装も落ちてしまうことがあるのです。
そうならないためにも時々様子を見つつ、3時間ほどで終わらせるのがよいでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
セスキつけ置き洗いをすれば、今まで苦労していた換気扇掃除も簡単に終わってしまいます。
手を痛めながらこすり続ける必要もありません。
つけ置きしている時間でほかの家事をしたり、趣味の時間にあてることもできます^^
つけ置きしてみたいけどなんとなくハードルが高そう…と思っていたあなた、今年はぜひセスキつけ置き洗いで簡単に換気扇をピカピカにしてくださいね!