庭に木を植えたいけど、長期旅行や入院などを考えると水やりが心配ですよね。
そもそも庭木に水やりって必要なのでしょうか?
森や林は人工的に水やりしてないから、庭木も自然の雨で大丈夫なの?
花ではなく木だから、頑丈ですぐ枯れたりしないのでは…。
木も苗木の時は、花と同じく一生懸命に生きようと、その場所で根を伸ばし、水分や栄養を土の中からとる事をします。
植物はみんな生きているので、同じですね。
庭木も最初の植え方で、水やりの間隔などずいぶん違ってきます。
また、長く留守にした時の対処方法や、手入れが簡単な庭木もありますので、紹介していきましょう。
庭木って水やり不要なの?長期留守にする時はどうする?
庭木は植えたすぐからしばらくの間は、基本的に毎日、水やりが必要になります。
雨が降っている時や地面が湿っているようでしたら、必要ありません。
地面の乾き具合を見ながら判断するといいでしょう。
庭木の水やりは花と同じ水やりで大丈夫?
庭木は地面の表面だけに水をかけても、根まで水はほとんど届いていません。
それじゃ、どうすればいいのでしょうか。
植えこむときに根鉢と言う、根と土が固まったところ(花苗で例えると黒のポットの中の部分)のまわりの土に水をたっぷりとしみ込ませるイメージで水をやります。
大きなバケツに半分水を入れて、その中に木を入れていると思った方が分かりやすいですね。
その時効果的なのは、ゆっくりじわじわとしみ込ませることです。
長期留守にする時はどうしたらいい?
2~3日の留守ならば、出かける前にたっぷりと水やりをすれば枯れることはありませんが、一週間、一ヶ月となると、さすがに何かしら対策しないと不安ですよね。
その時の対処法として、
・日差しをさえぎる。・・・木の根っ子の部分を布や段ボール、すのこなどで覆う。
・乾燥をさせない。・・・木の根っ子を、腐葉土やチップ材で厚く覆う。
・ペットボトルを活用する。・・・ペットボトルの先に専用の器具をつけて、先端を土に挿しておく。
※いろいろな種類がありますが、旅行時だけではなく普段使いでも人気のこちらの商品がおすすめです。
・自動噴水器を設置する。・・・自動噴霧器の場合は確実に水やりができます。
※自動噴水器と聞くと、高いイメージがありますが、電源も水道も不要で12,000円ほどで購入できるのでとても便利です。ソーラーなので電気代もかかりませんし水道の栓を開けっぱなしにすることもなく安心して使えるものです。
庭木でお手入れ簡単な人気種は?
できるだけお手入れ簡単な庭木を探すなら、背の低い常緑樹がおすすめです。
ここでは、おすすめの人気の常緑樹をいくつかご紹介します。
1.シラカシ
どんぐりを実らせる木として知られています。
寒さに強く,害虫にも強い、また根をよくはる木です。
2.シマトネリコ
和洋どちらもマッチする樹木として人気です。
病害虫に強く丈夫なので、放っておいても自然と大きくなります。
3.コニファー
細い葉っぱが特徴な、鮮やかな緑色の木です。
自然と形がととのって、生育も遅いので手間がかからないのがポイントです。
4.ヒイラギ
クリスマスのリース、アレンジメントの花材料によく使われます。
特徴はトゲのある葉っぱ。
背丈が低く、管理しやすいことで、人気があります。
5.キンモクセイ
誰もが一度は見たことのある木です。
オレンジの花がとても香りがよく、金運アップの常緑樹と言われています。
暑さ、寒さ、病害虫すべてに負けない強さをもっています。
ただ、背が大きくなるので植えるときには、広いスペースが必要です。
まとめ
庭木には外からの目隠し効果と、ガーデニングを楽しめるふたつの役割がありますね。植えるのには少し手間がかかりますけど…。
森や林は土そのものが違って栄養が豊富なので、自然の雨で十分ですが家の庭は人工的に作ったものなので、ある程度は手をかけてあげましょう。
水やりも根を立派にはってくれる時までなので、後は大きくなるのを楽しみに待つだけです。
手入れが簡単な庭木もたくさんありますので、あなたの庭の雰囲気に合わせて何本か選んでみるのもいいのではないでしょうか。
きっと、庭木も花と同じくらい、いろんな表情見せてくれますよ。