ちゃんちゃんこの別名は?地方によって呼び方が違うのはなぜ?

ちゃんちゃんこと言えば、冬の防寒着の1つとして昔からある羽織るものですね。

還暦祝いでは「赤いちゃんちゃんこ」のイメージですが、もともと子供の袖なしの羽織のことなんですよね。

還暦は「赤ちゃんに戻る」という意味から、赤い色のちゃんちゃんこを贈る習慣になったようです。

さて、そんなちゃんちゃんこですが地方によって呼び方が違うのを知っていましたか?

何と、ちゃんちゃんこには3つも別の言い方が存在するのです。

正直、ちゃんちゃんこって名前は全国共通だと思っていたので、別名を知った時には驚きました。

ここでは、ちゃんちゃんこはどんな別名があるのかご紹介します!

面白いので、ぜひ最後まで読んでみてください。

ちゃんちゃんこの別名その1.【どんぶぐ】東北地方

 

全部濁点がつくこの呼び方をするのは、東北地方です。
多くは、宮城県・秋田県・山梨県の南部で呼ばれていますよ。

ただし、「どんぶぐ」ではなく「どーぶく」と言えば関東地方や中部地方でも通じることがあるそうです。

ちなみに、どんぶぐを漢字で書くと「胴服」。

東北地方の羽織の古称で、室町時代から江戸時代にかけての武将が羽織っていた羽織もののことを「どんぶぐ」と呼んでいました。

どんぶぐの特徴は、中にこれでもかっていう程、もこもこに綿が入っていることです。
さすが、寒い地方の防寒着なだけありますね!

 

ちゃんちゃんこの別名その2.【でんち・てんちこ・てんこ】

こちらは、中部地方、また京都や大阪など関西の一部、そして四国地方一帯で呼ばれています。

でんちという呼び方の多くは子供用のちゃんちゃんをでんちと呼ぶのですが、大人用のちゃんちゃんこもでんちと呼ばれることがあります。

そんなでんちの特徴は、前が紐で結べるようになっていることです。
前が結べて、より暖かいことから子供用として使われていたのでしょう。

でんちの由来は、江戸時代に鉦をたたいて飴を売っていた清国人に由来すると言われています。

ただし、でんちと呼んでいる地方には、他にも様々な呼び方が存在するんですよ。
例えば、三重県の伊賀ではでんちではなく「てんちこ」と呼ばれています。

福井県だと「てんこ」という呼び方にも変わります。

この日本の真ん中あたりの地域では、昔から別々の藩が沢山存在したため、呼び方も色々あるのですね。

 

ちゃんちゃんこの別名その3.【はんこ】

はんこと呼ばれる地域は、岩手県から岡山県、また四国では徳島・愛媛・高知県など本州と四国など広範囲です。

漢字では「半纏」と書きます。

はんこは、どんぶぐのように綿がもこもこに入っているものから、ほとんど入っていないものまで、全ての羽織ものに呼ばれていました。

東北から四国まで、はんこは幅広い地域で呼ばれていたことから、ちゃんちゃんこと同じくらい庶民の間で親しまれてきた名前だったのですね。

確かに、「ちゃんちゃんこ」と「はんこ」って最後が「こ」で終わっていることもあって、一番ちゃんちゃんこに近い名前な気がします。

このように、ちゃんちゃんこと一言で言っても、色々な別名があります。

ただ、気がついた人もいるかもしれませんが、沖縄や九州など暖かい地方ではちゃんちゃんこの別名がありませんね。

やっぱり暖かい地方では、そもそも、もこもこの綿が入ったちゃんちゃんこは必要なかったのでしょう。

そのことからも、ちゃんちゃんこは古くから防寒着として愛用されていたことが分かります。

 

まとめ

ちゃんちゃんこの別名には、「どんぶぐ」「でんち」「はんこ」など地方によって色々あります。

ちゃんちゃんこは、冬の部屋着として欠かせないアイテムですが、このような呼び方があったなんて、面白いですね!

私は一度もちゃんちゃんこの別名を聞いたことがないので、旅行に行った時など「どんぶぐ」って聞いてみたいなって思いました。

 

PS:ちゃんちゃんこと言えば、「ゲゲゲの鬼太郎」を思い出してしまうのは、昭和生まれの私だけでしょうか(笑)

【鬼太郎】
特徴的な髪型と古めかしい学童服と縞模様のちゃんちゃんこを着て下駄を履いている。
学童服の素材は仙人の髭で、百年経っても破れない(引用リンク:wikipedia

 

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