女の子が産まれて最初の3月3日は、その子にとっての【初節句】です。
日本では、雛人形を飾るのが習わしですよね。
さて、そんな初節句のための雛人形ですが、一体誰が買うものなのでしょうか。
雛人形は決して安いものではないからこそ、誰が買うものなのだろうか?と考えてしまいますよね。
そこでここでは、女の子の初節句、雛人形は誰が買うのが正解なのか?について、ご紹介していきますね!
初節句が女の子の場合、雛人形は誰が買う?
女の子の初節句、つまり雛人形を誰が買うのかというと一般的に3通り考えられます。
- 母方の祖父母
- 両家の祖父母が折半
- 両親が買う
それぞれについて解説していきますね♪
1.初節句が女の子の場合『母方の祖父母が買う』パターン
女の子の初節句、つまり雛人形を誰が買うのかというと、母方の祖父母という説があります。
その理由は2つあります。
母方の祖父母が用意する理由(1)
それはなぜかというと、昔は雛人形は嫁入り道具の1つであったことが関係していると言われています。
はるか昔、上流階級のお姫様が結婚するときには、「ひな道具」を持たせていたのだとか。
このときの風習が現在も残り、女の子の節句のときには雛人形を飾るのでしょうね。
当然、その当時に嫁入り道具であった「ひな道具」を用意していたのは、嫁ぐお姫様のご両親ということになります。
このことから、雛人形は【母方の祖父母】が買うと言われているのです。
また、母方の祖父母が雛人形を買うと言われる理由は、もう1つあるんですよ~。
母方の祖父母が用意する理由(2)
それは、昭和の時代は結婚すると相手の男性の実家で同居するのが当たり前でしたよね?
今のように、子供と両親だけの核家族という世帯はほとんどありませんでした。
そのため、母方の祖父母は娘の顔や孫の顔を見る機会が、あまりなかったのです。
娘の嫁ぎ先に、そう頻繁に顔を出すわけにはいきませんからね‥。
だからこそ、初節句のお祝いとして雛人形を母方の祖父母が買い、娘と孫の顔を見に行くきっかけにした、とも言われているのです。
2.初節句が女の子の場合『両家の祖父母が折半』パターン
昔は母方の祖父母が買うのが当たり前であった雛人形も、現在はそうとは限りません。
そもそも旦那さんの実家で同居する、というパターンが少なくなっていますからね。
核家族の場合、両家の祖父母が折半して雛人形を買うというケースも増えています。
お祝いとして両家が同額を贈り、そのお金で両親が雛人形を買うというパターンですね。
3.初節句が女の子の場合『両親が買う』パターン
そして3つ目のパターンは、子供の両親が買うというもの。
先ほどもお話ししましたが、現代は核家族化が進んでおり、祖父母と同居している人は少ないです。
そのことからも、「どちらかの祖父母が買う」という風習すらも古くさいものになりつつあるのも、また事実ですよね。
雛人形そのものも、昔ながらの7段飾りよりも、コンパクトなタイプのほうが人気ですし。
そういう生活事情もあり、雛人形は飾る人自身が選んで買うという家庭も増えているのです。
初節句を向かえる子供の両親が買うというケースも増えていますので、必ずしも祖父母が買うとは限りません。
両親が買っても問題はありませんよ!
まとめ
女の子の初節句、雛人形を誰が買うのか?について、お話ししました。
雛人形は、昔は母方の祖父母が買うのが一般的でしたが、現代は特に決まりはありません。
必ずしも母方の祖父母が買わなくてはいけない、というルールはないのです。
雛人形は誰が買ってもいいので、お子さんのために良い方法を考えてみてくださいね。
子供の両親と両家の祖父母でしっかりと話し合い、納得のいく形で初節句のお祝いをしてあげましょう!