天ぷらなどの揚げ物をしたときの揚げ油。
あなたはどうやって処理していますか?
キッチンペーパーに吸わせて処分?凝固剤を使って処分?
間違った処理方法で捨ててしまって、火災にでも発展したら…。
そんなことを考えてしまうと尚更どうやって処分したらいいか、ものすごく悩みますよね。
この記事では油が発火してしまう原因や、正しい処理方法などを書くのでぜひ参考にしてくださいね!
キッチンペーパーを使った油の捨て方
まず私がオススメする方法は、キッチンペーパーを使った油の捨て方です。
間違った方法で処分してしまうと火災にも繋がりかねないので、その点も踏まえてお話していきますね!
火災につながるかもしれない理由
油の火災で有名なのは加熱のしすぎや、古く汚れた油を使いまわすことによる発火ですよね。
しかし、実は火のないところでも油は発火する危険性をもっているのです。
まずは、そんな火のないところで油が発火してしまう原因についてお話ししますね。
実はこれ、油の酸化が主な原因です。
油は空気に触れる面が多かったり、使いまわす回数が多いと酸化します。
その酸化した油をキッチンペーパーなどに染み込ませてそのまま捨ててしまうと、外気の熱などが溜まって発火に繋がるのです。
また、使用する油も「不飽和脂肪酸」を多く含むものが、最も酸化しやすいので購入時にも注意が必要でしょう。
このように油は火のない場所でも発火する危険性が十分にあります。
だからこそ、正しい方法で処理することが大切なのです。
お次は正しい処理方法についてお話していきましょう。
キッチンペーパーを使った正しい捨て方
では、実際にキッチンペーパーを使って捨てる時の正しい方法について重要なポイントをおさえつつ、お話していきますね。
まず使用し終えたあとの油ですが、しっかりと熱がとれるまで冷ましてください。
この工程を飛ばしてしまうととても危険ですので気を付けてくださいね!
完全に熱が取れたらキッチンペーパーを入れたビニール袋の中に流し入れ、油を吸わせます。
そして大事なのが、ここで水を加えちゃいます!
水を入れれば発火の危険性もかなり減り、安心ですよね!
また、そのビニール袋を密閉した状態で捨てれば、空気の流れを完全に絶てるので更に確実です!
吸わせるのはキッチンペーパー以外にも…!?
先ほど、キッチンペーパーで油を吸わせるとお話しましたが、実はそれ以外にも吸わせるのに適しているものがあります。
それは新聞紙です。
吸収力が高く、低コストで済むのでオススメです。
他にも吸収力は劣りますが、いらなくなったチラシなどでも多めに入れれば問題なく使えるでしょう。
凝固剤を使った油の捨て方
次にオススメしたいのが、市販の凝固剤を使った方法です。
キッチンペーパーなどを使った方法は低コストで家庭にあるものでできて便利です。
しかし、やはり発火しないか不安になったり、少し面倒に感じたりするときもありますよね。
そんな時は、市販品に頼るのも1つの手段です。
近頃では、100円ショップなどでも売られているので、気軽に購入できるでしょう。
ただし、このときに注意したいのがやはりスーパーなどで売られている少し高いものの方が固まる速度は速いです。
自分にあったお好みのものを買ってみましょう。
使用方法ですが基本的には、揚げ物を終えた熱い油に凝固剤を入れて混ぜ、固まるのを待つだけ!
固まったらあとは、ビニール袋などに入れて封を閉じて、捨てるだけです。
ただし、様々な商品があるので、ご自分が購入したものに書いてある使用方法や注意点をよく読んで利用すうようにしてくださいね!
キッチンペーパーを使った油の捨て方 最後に
いかがでしたでしょうか?
揚げ物はボリュームがあり、少量作るだけでもしっかりとおかずになり便利ですよね。
面倒に感じやすい油の処理方法もこうやって読んでみると、意外にも手軽にできることが分かったのではないでしょうか?
是非とも、ご自分にあった処理方法をみつけて、少しでも料理を楽しんでいただけたら幸いです!