お歳暮のお礼状♪女性らしく堅苦しくない書き方と例文で好感度アップ!

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お歳暮のお礼状を書くとなった時、調べたりせずにすぐ書ける方はどのくらいいるでしょうか?

お歳暮を頂いたことに対する、感謝とお礼の気持ちを丁寧に伝えるための手紙ですが、

  • 「頭語や時候のあいさつはどうしよう」
  • 「丁寧語や謙譲語をどうしよう」

といった文章の型にとらわれがちですよね。

そうすると、文章は堅苦しい印象になってしまいます。

そこで今回は、『お歳暮のお礼状を女性らしく堅苦しくない書き方のコツと例文』をご紹介します。

女性らしく堅苦しくない書き方を身につけると、丁寧で心遣いのできる印象になりますので参考にしてくださいね♪

お歳暮のお礼状を書く時の「女性らしく」の4つのポイント

お歳暮のお礼状に女性らしさを入れるとはどういうことでしょう。

女性らしい文章は、柔らかい、温かいといった印象がありませんか。

このような女性らしい雰囲気を出せるポイントを4つ紹介します。

簡単ですので、すぐお歳暮のお礼状が書けちゃいますよ。

1.文末に「ませ」をつける

これはとても簡単ですね。

お歳暮のお礼状以外で、使ったことがある方もいるのではないでしょうか。

  • 「時節柄くれぐれもご自愛くださいませ」
  • 「お健やかにお過ごしくださいませ」
  • 「お体に気をつけてお過ごしくださいませ」

といった使い方です。

相手に直接、面と向かって「気をつけてくださいね」と伝えるようなイメージです。

「ませ」をつけるとなぜ女性らしくなるのか

「くださいませ」とは本来、女性だけが使う言葉でした。

「ご自愛ください」でももちろん問題はありません。

ですが丁寧なのはもちろん、女性らしい柔らかさが表現できますね。

さらには相手への思いやりが伝わり印象アップにもなりますよ。

私の経験ですが、目上の方からお礼状を頂く機会がありました。
「くれぐれもお体には気をつけてお過ごしくださいませ」と書かれていました。

その人の優しい人柄が伝わってきて、大人の女性だなと感じました。

「ませ」を使いすぎない

しかし、ここで注意したいのは「ませ」を使いすぎないことです。

丁寧過ぎると「バカにされてるの?」、「なんかくどいな」といった印象を与えてしまいます。

お歳暮のお礼状の場合なら、先ほど挙げた例文などで1つ使うくらいが丁度いいでしょう。

2.ひらがなをあえて多く入れる

大人になると漢字を使うのが当たり前になりますよね。

たくさんの漢字を知っているわけですから、もはや無意識レベルです。

ですが、女性らしさを意識するなら「ひらがな」を多く入れてみましょう。

ひらがなをあえて多く入れるコツ

2つのパターンの文章を比較してみましょう。

  • 「この度は、結構なお品をお送り頂き有り難うございました」
  • 「このたびは、結構なお品をお送りいただきありがとうございました」

1つ目の文章は、堅さやまじめ過ぎる感じがしませんか。

2つ目は、柔らかさや優しさが感じられる印象ですね。

お歳暮のお礼状などでよく使う言葉をひらがなにする場合

  • 有り難うございます → ありがとうございます
  • この度は → このたびは
  • お心遣い → お心づかい
  • 嬉しい → うれしい
  • 頂戴いたしまして → いただきまして
  • ○○下さい → 〇〇ください
  • 宜しく → よろしく
  • 益々 → ますます

このように、堅苦しさを与えないためにひらがなを使います。

常用漢字でないもの、難しく画数の多い漢字はひらがなにすると良いでしょう。

適度にひらがなをいれることがポイントです。

ひらがなが多いとなぜ女性らしくなるのか

ひらがなは、かつて主に女性が使っていました。

それに、漢字はひらがなより目に留まりやすいです。

ひらがなが多めだと、流れるようにサラッと読みやすくなります。

ひらがな自体も曲線が多いので柔らかい印象になります。

それによって女性らしさが出ますよね。

文章全体のバランスを見ながら取り入れてみてください。

3.大和言葉を使う

大和言葉とは、日本固有の言葉です。

漢字は主に中国が由来で、カタカナは外来語ですので

それ以外が大和言葉にあたります。

古典の授業で習った、「いとおかし」なんかがそうです。

 

例えば、「開始」は漢語で、「スタート」は外来語です。

そして大和言葉では「始まり」と言います。

 

この大和言葉をお歳暮のお礼状に使うことで、

女性らしい印象を与えることができます。

大和言葉を使う例6つ

お歳暮のお礼状などにも使える大和言葉をいくつかご紹介します。

1.お心づくし

相手に対して精一杯の心がこもっているといった意味です。

例「このたびは、お心づくしのお品をお贈りいただき・・・」

2.心待ちにする

待ち望んでいる、楽しみに待っている様子です。

例「お会いできるのを心待ちにしております」

3.お力添え

相手からの協力、助けてもらうとなどという意味です。

例「お力添えいただき、ありがとうございました」

4.お心配り

相手への心配や配慮といった気遣いを意味します。

例「お心配りありがとうございます」

5.お心づかい

相手の思いやりに感謝するという意味です。

例「お心づかい、まことにありがとうございます」

6.心ばかりの

贈り物をするとき、謙遜を込めて使う言葉です。「つまらないものですが」ではなく、こちらを使いましょう。

例「心ばかりの品ですが、どうぞお召し上がりください」

ここで紹介したのはほんの一部で、大和言葉はたくさんあります。

普段からよく使う「おかげさまで」「このうえなく」「いささか」「日頃」といった身近な言葉なんかもあるんですよ。

大和言葉を使うとなぜ女性らしくなるのか

大和言葉もひらがなをあえて多く使うのと同じく、柔らかい印象が出て女性らしい文章になります。

  • 漢語だと「感謝しております」
  • 大和言葉では「ありがとうございます」

となります。

こちらの方が、優しく心に伝わるように思えませんか。

漢語だと、ビジネス文章感が強くてやはり堅苦しくなります。

 

大和言葉は丁寧さがあり、かつ柔らかい表現が特徴です。

そして、相手への思いやりが込められているという点でも女性らしさが表れる文章になります。

お歳暮のお礼状だけでなく、普段から使ってもいいですね。

上品な大人の女性にふさわしい言葉といえます。

3.便せん選びを工夫する

一般的にお礼状の便せんは、白い無地のものが良いとされています。

お歳暮の場合は多少の模様や淡い色であれば問題ないそうです。

便せん選びのコツ

色なら、淡いピンクやブルー系が無難です。

柄であれば、季節感をだして冬の花や木がさりげなく描かれたものが好印象ですね。

ツバキ、サザンカ、ナンテンなどがあります。

相手が親しい間柄の場合は、色や柄が多少ある方がより親しみやすい雰囲気が出ます。

目上の方や会社の上司なら、できるだけシンプルなものを選びましょう。

どちらの場合でも、封筒と便せんは同じ色や柄のセットになったものを使ってくださいね。

便せん選びでなぜ女性らしくなるのか

便せん選びは、多少ですが手間がかかりますよね。

お歳暮のお礼状を出す相手のことを考えて、色や柄、季節感などを考慮します。

 

そういった心遣いをさりげなく便せん選びで感じさせる。そこが女性らしさを印象づけます。

余裕があれば、相手が好みを考えて探すのも良いでしょう。

お歳暮のお礼状で好感を持たれ堅苦しくない書き方のテンプレート

ここまで紹介した内容をふまえて、お歳暮のお礼状を堅苦しいと思われない文章にしてみましょう。

お歳暮のお礼状は、全体の構成が決まっています。

  • 頭語・時候のあいさつ
  • お歳暮をいただいたことに対するお礼の言葉
  • 相手の健康を気遣う言葉
  • 結語

この4つの流れです。

 

これから、お歳暮のお礼状のテンプレートをご紹介します。

お礼状を出す相手によって微妙に内容が違いますので、今回は2つのパターンに分けてみました。

会社関係の方や目上の方などに送る場合

会社関係の方や目上の方などに送る場合

 

拝啓 寒さ厳しき折、
〇〇様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

 

おかげさまで私たちは元気に過ごしております。

 

 

さて、このたびは結構なお歳暮の品をお送りくださいまして、
誠にありがとうございました。

 

このような細やかなお心づかいに、恐縮するばかりです。

 

日頃は私どもがお世話になっておりますのに身に余るお心づかい、
大変うれしく思います。

 

 

寒さはこれからが本番でございます。
みなさまどうぞご自愛くださいませ。

 

略儀ながら書中をもちましてお礼申し上げます。

 

敬具

「ませ」、ひらがな、大和言葉の3つを意識したお歳暮のお礼状になっています。

会社関係の方や目上の方の場合は、丁寧に気持ちを伝えるけど、堅苦しい印象を与えないことが大事です。

そのためにも、ひらがなや大和言葉を使うようにしてみましょう。

そうすることで、柔らかく女性らしさがある文章になり印象も良くなりますよ。

親族、友人に送る場合

 

親族、友人に送る場合

 

拝啓 暮れも押しせまり、
何かと気ぜわしい毎日ですがいかがお過ごしでしょうか。

 

おかげさまで私たち家族一同、元気に過ごしております。

 

さて、このたびは心温まるお歳暮の品をいただき、
ありがとうございます。

 

家族一同たいへん喜んでおり、
みんなで美味しくいただきました。

 

この1年もすっかりお世話になりましたね。

いつもながらの優しいお心づかい、心より感謝申し上げます。

 

お正月にお会いできることを、心待ちにしております。

 

寒さは続きますが、
くれぐれも体調を崩されないようご留意くださいませ。

 

略儀ながら、書中にてお礼申し上げます。

 

敬具

こちらも、「ませ」、ひらがな、大和言葉の3つを意識したお歳暮のお礼状になっていますね。
女性らしさがあり、堅苦しい印象はありません。

 

「心より感謝申し上げます」の部分は、あえて「ありがとうございます」を使いませんでした。

文章全体のバランスを見ると、「ありがとうございます」が続くのは少ししつこく見えてしまうからです。

 

親しい方に対するお歳暮のお礼状は、ある程度なら、気さくな感じの文章でも大丈夫です。

少しだけ近況報告をしたりしてもいいですね。くれぐれも失礼にならない範囲にしましょう。

まとめ

お歳暮のお礼状を女性らしく堅苦しくない書き方で好感度アップするコツは次の4つです。

  • 文末に「ませ」をつける
  • ひらがなをあえて多く入れる
  • 大和言葉を使う
  • 便せん選びを工夫する

お歳暮のお礼状ではなくても、手紙を書くこともありますよね。

大事なのは、相手を気遣う文章を書くことです。

堅苦しいかしこまった文章では、そういった気持ちは伝わりにくいものです。

 

さりげない気遣いができると女性らしさを感じられますよね。

それをお礼状で伝えるためにも、ご紹介したことをぜひ参考にしてみてくださいね。