秋の七草って、昭和10年に新しくなっているって知っていましたか?
・旧秋の七草
「ハギ・キキョウ・クズ・フジバカマ・オミナエシ・オバナ・ナデシコ」
・新秋の七草
「ハゲイトウ・コスモス・ヒガンバナ・アカマンマ・キク・オシロイバナ・シュウカイドウ」
何一つ、同じ草がありません・・・。
しかも、旧秋の七草は五・七・五・七・七のリズムで覚えることができたけど、新秋の七草は和歌にもできなさそう・・・。
これは困った!
ということで、ここでは新しい秋の七草の覚え方を自己流で考えてみました!
ぜひ、新秋の七草の覚え方の参考にしてください。
新秋の七草の覚え方2つを紹介!
新秋の七草の覚え方、色々考えました!
そして、秋の七草の頭文字をとって覚えやすい方法を導き出しましたよ!
それがこちら。
「アオキハコイシュウ(青きは恋しゅう)」
- アオキ・・・青き(緑の青さのこと)
- ハ・・・つなぎ言葉
- コイシュウ・・・恋しい(身近になくてせつない・早くみたい、会いたい)
いかがでしょうか?
もっと詳しく解説しますと・・・
秋に近づくにつれて、葉が次々と紅葉していきますね。
そして、紅葉が終われば木の葉が舞い落ちって木枯らしの吹く冬の到来です。
あ~、秋が来たなぁ。
これからどんどん冬に向かって葉がなくなっていく。
早く、春や夏の緑の青さが見たいな。
あの、生命力の強さを感じる葉の青さが恋しいな。
という気持ちになることから、
「アオキハコイシュウ」としてみました。
もう1つの覚え方も魅力的です!
また、他にも誰かが新秋の七草を覚えやすく考えていないか?と調査してみた所、
「コヒハアシオキ(恋は足置き)」という覚え方を考えている方もみえましたよ!
この覚え方もなかなか面白いですね。
あなたも、自分が覚えやすい方法で新秋の七草を覚えてみてください。
「新・秋の七草とは?」新がつかない「秋の七草」との違い
新しい秋の七草と昔の秋の七草って、一体何が違うのか?
一番の違いは「七草選びの出どころ」が違います。
結論から言いますと、
旧秋の七草・・・「山上憶良が万葉集で秋の七草を選定」しています。
新秋の七草・・・「新聞社が有名な作家達に秋の草花を選定」
ちなみに、それぞれの秋の七草はこちらです↓
「ハギ・キキョウ・クズ・フジバカマ・オミナエシ・オバナ・ナデシコ」
・新秋の七草
「ハゲイトウ・コスモス・ヒガンバナ・アカマンマ・キク・オシロイバナ・シュウカイドウ」
新秋の七草を選定した作家
新しく秋の七草を選定して作家は、教科書で勉強したことがある人が沢山選定しているんです。
- ハゲイトウ → 長谷川時雨
- コスモス → 菊池寛
- ヒガンバナ → 斎藤茂吉
- アカマンマ → 高浜虚子
- キク → 牧野富太郎
- オシロイバナ → 与謝野晶子
- シュウカイドウ → 永井荷風
まだある秋の七草!
最後に、秋の七草って旧・新の2つだと思っている人も多いと思うのですが、実は違います。
実は、秋の七草にはもう1つ、植物学者達が選んだものがあるのです。
こちらは、1980年に選定されています。
植物学者達が選んだ秋の七草はこちら↓
「ホトトギス・ワレモコウ・ノギク・ヒガンバナ・ワレモコウ・リンドウの花・カルカヤ・マツムシソウ」
ヒガンバナだけは、新秋の七草と同じですね。
それ以外は・・・覚えなおしです^^
でも、こうやって色々な秋の七草があることが分かると、秋って沢山の目で楽しめる植物があるんだなって思います。
来年の秋は、今よりももっと楽しめそうです!
まとめ
新秋の七草を覚える時には、
● 「アオキハコイシュウ」
● 「コハアシオキ」
で、覚えてみてはいかがでしょうか?
語呂で覚えると、一気に覚えやすくなって便利ですよね!
そんな秋の七草、旧と新の違いは「七草選びの出どころ」です。
旧秋の七草は万葉集なのに対して、新秋の七草は昭和初期に有名な作家が選定していました。
また、植物学者が選定して秋の七草もありましたね!
ぜひ、秋の季節が来たらご紹介した秋の七草を実際にこの目で確かめたいものです。