おならは、誰でもある生理現象の1つ。
しかもなぜか、したくないときほどしたくなるんですよね。
好きな人の前にいるときとか、大勢の前で発表しているとき、はたまたエレベーターなどの密室など‥。
無臭のおならならまだしも、人前でしてしまったおならが強烈に「臭い」としたら、あなたならどうしますか?
本当に恥ずかしくて、その場からいなくなってしまいたいですよね‥。
このように、「おなら=臭い」というイメージがありますが、実はおならは臭いものばかりではありません。
え?臭くないおならもあるの?と思った人も、いるでしょう。
ここでは、おならの種類やおならが臭いときの対策について紹介していきますよ!
おならの臭いに悩んでいる方、必見です。
おならの臭いの種類は2つ「発酵型」「腐敗型」
おならは臭いもの、というイメージがありますが、実はおならの大半は「無臭」。
絶対そんなはずない!と思うかもしれませんが、そうなんです。
おならには、臭いのあるものとないもの、(「発酵型」「腐敗型」)2種類があるんですよ~!
①発酵型のおなら
1つ目は、発酵型のおなら。
こちらが、いわゆる「臭いのないおなら」になります。
腸内細菌が、腸内に入ってきた食べ物を分解するときに生じるガスがおならになるわけですが、通常発生するガスというのは、
● 水素
● メタン
など。これらは、特に臭いはありません。
分解するときに水素やメタンを発生させるのは、善玉菌です。
体に良い働きをしてくれる菌ですね。
善玉菌が食品を分解したときに作られるおならは、発酵型といって、臭いはないのです。
②腐敗型のおなら
そして2つ目は、腐敗型のおなら。
「腐敗」という言葉からも分かるように、こちらは強烈な臭いがします。
とにかく臭い!!
腐敗型のおならは、腸内細菌のうち悪玉菌が分解したときに発生します。
主に
● アンモニア
● 硫化水素
● インドール
● スカトール
などのガスが、臭いの原因。
悪玉菌が食品を分解したとき、これらのガスが発生すると、おならが強烈な臭いになってしまうのです。
おならが臭い食べ物はなに?
ではなぜ、悪玉菌が増えて悪臭の原因となるガスを発生させてしまうのでしょうか。
それは、あなたが日頃から食べている物に原因があります。
悪玉菌は、高脂肪なものや動物性タンパク質が大好き。
つまり、お肉ばかり食べていると、おならは臭くなるのです。
近年、日本人の食事は肉メインの欧米化が目立っており、それによっておならが臭い人が増えているのかもしれません。
● お肉
● ニンニク
● 玉ねぎ
● 卵
などをたくさん食べると、悪臭物質のガスが増えてしまいますので、気を付けましょう。
ただし、これらの食品を「おならが臭くなるから」という理由で食べないのはNG。
栄養面からも、除去するのはおすすめできません。
大事なのは、「食べすぎないこと」と「偏らないこと」。
好きだからという理由で、お肉ばかり食べるのはやめましょうね!
おならの臭いの対策法
では、おならの臭いが気になるときはどうすれば良いのでしょうか。
おならの臭いをピタッと止めるのは難しいのですが、【腸内環境の改善】をすることで、徐々におならの臭いをなくしていくことは可能です。
たとえば、
● 善玉菌を増やすものを食べる
● 適度な運動をする
● ストレスを溜めない
など。
ヨーグルトやキムチなどには、善玉菌でもある乳酸菌がたっぷり含まれています。
善玉菌を摂取すれば、それだけ悪玉菌の働きを抑えることができますね。
また、適度な運動もおならの臭い対策には欠かせません。
ヨガやストレッチ、ウォーキングなど、軽いものから始めましょう。
激しい運動は必要ありません。
特に便秘の人は、腹筋を刺激したり、腸を刺激する「ひねり運動」が効果的なので、ぜひ試してみてくださいね!
まとめ
おならの臭いの種類や、おならを臭くする食べ物、その対処法についてお話ししました。
おならは大半は無臭なのですが、悪玉菌が増えると悪臭を放つようになってしまいます。
おならが臭いと、もしもしてしまったときに誤魔化しがききません。
自分も相手も嫌な思いをしてしまいますから、今からできるおならの臭い対策を始めていきましょう!