ピーマンとパプリカの違いはわかりますか?
遠くから見たら同じ色をしていて同じ形をしていますよね?
近くから見て違うといえば色の違いや形の違い・・・。
でもパプリカにも赤いパプリカと黄色のパプリカ、さらにはオレンジ色をしたパプリカまでありますよね。
ピーマンにも緑のピーマンと赤いピーマン・・・。
パプリカは色の違いで味にも違いがあるのでしょうか?
ピーマンとパプリカはどんな風に違うのでしょうか?
この記事ではパプリカの色の違いや栄養の違い、パプリカとピーマンの違いについて紹介しています。
パプリカは色の違いで味も違う?
パプリカの色の違いとしては、緑色、黄色、オレンジ色、赤色と4種類のパプリカがあります。
パプリカの色の違いとはどうやって出てくるのかといえば
- 緑⇒黄色⇒オレンジ⇒赤色
という順番で色が変化します。
まだ熟してすぐの状態の時のパプリカは緑色ですが、やがて熟してくると黄色になります。
それからオレンジになり、やがて最終的に完熟して赤色と変化します。
パプリカの色の違いによる味の違いというのがあり、赤色に近づくにしたがって苦みが強くなってきます。
つまり苦くないパプリカが欲しいのであれば、緑色のパプリカがいいということですね。
逆に甘いパプリカが欲しい場合には、黄色よりもオレンジのほうが甘味が強いです。
黄色のパプリカの場合は、甘味のなかに苦味も混ざっている感じがします。
まだ熟していない感じの緑のパプリカは、甘味はそれほどありません。
まあ実際には熟してます…
しかし料理の色のバランスを取ったり、緑のパプリカにしかない栄養を取る目的で使われます。
料理がカラフルだと食欲も全然違いますよね!
パプリカの色の違い栄養や値段も違う?
パプリカの色の違いは栄養や値段にも違いがあるのか見ていきましょう。
緑色のパプリカの栄養
ピーマンと比べた場合に、含まれるビタミンCが2倍以上含まれています。
全般的にパプリカはビタミンCが多く含まれていますが、緑色のパプリカはビタミンCが多いのが特徴です。
黄色のパプリカ
黄色のパプリカには、美白効果があるビタミンCの他にも、ルテインを含んでいます。
ルテインとは、主に眼の健康維持に関わる成分の1つで、加齢により見えづらくなる症状を防いだり、夜盲症になるのを防いだりしてくれます。
赤色のパプリカよりもビタミンCの含有量は多く、健康を気にしてビタミンをとりたいのであれば、黄色のパプリカがいいでしょう。
オレンジのパプリカ
オレンジ色のパプリカは甘味が強いことが特徴で、とても食べやすいですよね。
オレンジパプリカは、ビタミンCをもっとも多く含んだパプリカになりますが、その他にβカロテンやビタミンEを含んでいます。
ビタミンEといえば、抗酸化作用。
つまり老化防止に一役かっているといえるでしょう。
その他に血流の流れを良くする働きもあり、血管の健康を維持してくれる働きもあります。
赤色のパプリカ
赤色のパプリカは、見ての通り赤いですが、色素にはカプサイシンが含まれています。
カプサイシンとは発汗作用があり、抗酸化作用もβカロテンよりも強いです。
ただ赤いパプリカの場合は含まれているビタミンCは他の色のパプリカよりも少なく、ビタミンCを多くとりたいのであれば他の色がいいでしょう。
値段は色によっても違う?
パプリカの値段は色が緑に近いほど安くなります。
理由としては緑のパプリカは他のパプリカよりも収穫する時期が早いため手間がかかりません。
早く収穫できれば、それだけ経費もかからずに済みますからね。
赤いパプリカや黄色のパプリカ、オレンジパプリカに関しては緑のパプリカよりも収穫時期が遅くなるため、それだけ経費もかかるので緑よりも値段は高くなります。
パプリカとピーマンの違いは?
パプリカもピーマンは両方とも実はナス科のトウガラシに分類されます。
パプリカとピーマンの違いとしては、大きさの違いだけでなく、栄養にも違いがあり、ピーマンよりもパプリカのほうが栄養を多く取ることができます。
また、収穫される時期にも違いがあり、熟する前に収穫されるのが、ピーマン。
熟してから収穫されるのがパプリカなので、ピーマンよりも色の変化が早く、色も4色となっています。
パプリカの色の違い【まとめ】
ここまでパプリカの色の違いについて紹介してきました。
色が違うだけでここまで味や栄養が違うのは驚きでしたね。
パプリカは甘い分、子供はピーマンよりも食べやすいかも知れませんね。
しかしどの色にしても、ピーマンよりも栄養が多いのはパプリカなので、ピーマンを食べるよりもパプリカを食べたほうが健康には良さそうですね。