着物の花がわからない!振袖の花柄の種類と花の意味【着物の豆知識】

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新年の行事と言えば、成人式。

新たな人生の門出を祝う一生に一度の晴れ舞台ですし、振袖選びにはとことんこだわりたいですよね。

でも振袖には伝統的な文様の古典柄から、現代風のモダン柄まで、さまざまな種類があって、一つに絞るのはなかなか難しいですよね。

「成人式にふさわしい柄って何?」
「そもそも振袖の柄にも何か意味があるの?」

そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は振袖に描かれる定番の花柄のうち、花の種類からその意味まで詳しくご紹介します。

一生に一度の晴れ舞台にふさわしい、運命の一着を見つけてくださいね。

振袖の花柄の種類

ひとくちに花柄と言っても、花をあしらった文様には様々な種類があります。

今回はその中からおすすめの4つをご紹介します。

辻が花

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絞り染めと手描き染めという技法を用いて描かれる「辻が花」。
発祥は室町時代で、当時は多くの貴族や権力者が好んだ、上品な文様です。
独特な色遣いやデザインが特徴で、辻が花をあしらった着物は華やかな印象になります。

花丸紋

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草花を丸く円形に描いた文様です。
代表的なものは、菊や桔梗、水仙などが描かれます。
「円」は「縁」と繋がることから、丸紋は縁起の良い文様とされています。
大人として新たな一歩を踏み出す成人式の場には特におすすめの文様です。

花車

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車と花を組み合わせた文様です。
御所車と呼ばれる平安時代に貴族が使用していた牛車の屋形に花を差したものや、車の上に花籠をのせたもの、源氏車に花をあしらったものなど、様々な表現の図案があります。
四季折々の鮮やかな草花を豪華に組み合わせた、華やかな印象の柄です。

花菱

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花菱とは、唐草と花を組み合わせた「唐花」を菱形に描いた文様です。
平安時代から貴族の衣装や調度品の装飾に多く用いられた文様で、現代でもおめでたい柄として多用されています。

特に成人式におすすめのものをご紹介しました。ぜひあなたにピッタリの一つを見つけてくださいね。

着物の花の意味

着物に描かれる花には多くの種類があります。とくによく描かれる花について、その花がもつ意味を詳しくご紹介します。

日本の国花であり、春に咲き誇る桜は、「新しい門出」の象徴であり、成人式にはピッタリです。
また、一斉に花を咲かせることから「豊かさ」を連想させる、とても縁起の良い花です。
春の花とされていますが、季節を問わず通年身に着けることができます。

牡丹

牡丹は奈良時代に唐から伝わった花です。
ふっくらとした花弁が幾重にも重なって咲く牡丹は、幸福や富の象徴とされています。
大振りに描かれることが多く、華やかな場におすすめの着物です。
また、満開に咲く花にくらべて比較的小さな蕾は「これからふっくら大きく美しく咲く」という意味もあります。まさに大人への第一歩となる成人式の場にもふさわしい柄です。

椿

椿は花がぽとりと落ちる様子から、縁起が悪いと思う方もいるかもしれません。ですが年中青々と茂る葉と、鮮やかに咲き誇る花は、強い生命力の象徴とされてきました。
平安時代には魔除けとしての役割もあり、おめでたい祝いの席にもおすすめの花です。
椿柄は通年着られるものですが11月から4月の間に開花するので、特に成人式の季節にもぴったりです。

松竹梅

縁起が良い図柄をあしらった吉祥文様を代表するのが松竹梅です。
寒い冬の時期でも豊かに生い茂る「松」と、力強く上に伸びる「竹」、冬を乗り越え一番に美しい花を咲かせる「梅」。

これらは「歳寒三友(さいかんのさんゆう)」とよばれ、古くから親しまれてきました。
中国ではこれらは清廉潔白を意味します。
苦難を乗り越え花開く様子はおめでたいものとして好まれます。

成人式にふさわしい吉祥文様のうち、代表的な4つをご紹介しました。
花をモチーフにした柄は他にも多くありますので、ぴったりの一着を見つけてくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

成人式は一生に一度。大人への第一歩となる、ハレの日です。

おめでたい席にふさわしい振袖で、素敵な一日にしてくださいね。