深海魚は怖い?深海の謎や深海魚の魅力!おススメ深海魚水族館TOP4!画像あり

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夏の暑さと、可憐な女性にめっぽう弱い花隈です。

自分、冬生まれ&男だらけの家庭で育って来たので…どうも免疫が足りてない模様。

燦然と輝く太陽の下、夏服の裾から伸びた女性の健康的な腕や脚を見ていると、
「自分とは全く正反対の世界の景色だなぁ~」ともっぱらヘビィな気持ちになってしまいます。

多分、僕の前世は深海魚なのです。

何を言っているのか分からないかもしれませんが、きっとそうなのです。

そして深海魚は、南の海の珊瑚礁のような色鮮やかな場所は居てはダメなのです!

――夏は熱気で頭がぼーっとしてしまい、日本一有名な5才児に生き様を叱られそうだし、
――街を往く、膝上スカート&ノンスリーブ姿のお嬢様を前にすると、目のやり場に困ってしまう。

あぁ、願わくば、冷たくて暗い深海世界に潜みたい。

色鮮やかな魚達に囲まれるのではなく、不気味でちょっと怖い顔の深海魚に囲まれたい。

 

そこで今回は、怖いけど魅力的な謎の生き物、深海魚。
深海魚たちに会えるオススメの水族館をご紹介させて頂きます!!

と、その前に、少しだけ深海について説明をば。

深海とは?深海魚とは?どうして彼らの顔は不気味で怖いんだろう?

深海とは?深海魚とは?どうして彼らの顔は不気味で怖いんだろう?
一般的に深海とは200mの深さの先にある水域の事を言います。

太陽の光も届かない、冷たい海。
水圧は約20気圧オーバー。
とてもじゃないけど生き物が暮らすには厳しい環境です。

ところがどっこい、胸に命の炎を宿した者達の環境適応能力は神様だって舌を巻く。

住めば都、暮らせば桃源郷。

・水圧に負けないように脂の詰まったブヨブヨの身体。
・わずかな光を感じ取るために大きくなってしまった目玉。
・狙った獲物を確実に捕らえるためのトラバサミのように突き出た顎。

彼らはその場所に適した進化を続けてきました。
中には宇宙人のような形相の生き物だっています。

でもね、よぉく考えてみてください。

我々が暮らす陸と表層の海なんて、地球全体から見ればスタバのフラペチーノの上に乗っている泡の部分みたいなものです。

カップ満たすコーヒーの底に何が沈んでいるかなんて、上から見てもわからない。

地球を覆う海洋の95%は人類未踏の謎の海です。

専門家によると、宇宙に出るよりも深海に向かうほうが難しいという意見もあります。

そんな未知の世界にいる深海生物達が、H.R.ギーガーの創造したエイリアンのような姿であるのは、当然といえば当然なのかもしれません。

深海の住人達は、身近に暮らす異星人でもあるのです。

そんな彼らに、会ってみたいと思いませんか?
水深200mまで潜らなくても、気軽に会いにいけるのが水族館の素晴らしいところ!

 

まずは、沼津まで行ってみましょう。

目的地は沼津三大水族館のひとつ、沼津港深海水族館です!

 

シーラカンスに会える!?深海生物の展示に特化した『沼津港深海水族館』

シーラカンスに会える!?深海生物の展示に特化した『沼津港深海水族館』
沼津港深海水族館、別名シーラカンスミュージアム。

日本一の深さを誇る駿河湾に面した沼津港、その商店街にある2階建の小さな水族館です。

早足で見て回れば1時間もかからないかもしれない。
でも、その展示内容はとても1時間では消化できない濃厚なもの。

一階では、駿河湾の底引き網漁で上がって来た深海生物達やメンダコといった飼育の難しい生体の展示がされています。

撮影目的で行く場合、深海生物は光に弱いのでフラッシュなどは基本的に厳禁。

そんでもって水槽自体が暗いので、水底でじっとしているような被写体相手でも綺麗に撮るのは難しい。でもここの水槽は、魚にストレスが溜まらない程度の照明を入れてくれているので、意外と綺麗に撮れます。
僕みたいな安物のコンデジでISOとかよく分かっていないヤツでも、十分に撮れます。

常に動き回っている魚は、流石に難しいですけどね。ヒカリキンメダイとか難易度高すぎる!

他にも、このフロアではスタッフの方々による深海実験教室や、裏話などが聞けるイベントも毎日行われています。

深海初心者の方でも、ここに1時間でもいれば、結構詳しくなってしまうのではないでしょうか。

二階には日本に数体しか残っていないシーラカンスの冷凍標本や剥製などが置いてあり、生物の進化についての資料の展示やオブジェのような透明骨格標本が並んでいて、まさにミュージアム。

口を大きく開いたシーラカンスの姿は迫力があって、カッコイイですよ!

このワンフロアだけで、夏休みの自由研究は仕上げられそうな程の情報量でした。満腹だぜ!

【沼津港深海水族館】
〒410-0845 静岡県沼津市千本港町83
TEL:055-954-0606
営業時間10:00〜18:00 (年中無休)

 

JAMSTECとの共同研究がマニアック過ぎる!湘南の海を臨む『新江ノ島水族館』

JAMSTECとの共同研究がマニアック過ぎる!湘南の海を臨む『新江ノ島水族館』
沼津の深海水族館が、深海生物についてのマニアックさに特化しているとするならば、こちらは深海というエリアそのものにスポットを当てたマニアックさ!

だってさ、あの有名な有人潜水調査船「しんかい2000」が展示されているんだぜ!

え?ご存じない?聞いたことも無い名前だって?
そんな事はないでしょう。

思い出してみて下さいよ、名前。そう名前。
忘れちゃいけない大切な、名前は、名前は!?君の名前は…(しんかいだけに)

冗談はさておき、この水族館にはJAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構) と一緒に作り上げた深海コーナーが、良い意味で熱量を間違えて展開されています。

えのすいで一番有名なのは、若い子達に大人気のクラゲの展示なのですが、僕にとってはクラゲよりもこちらの方が興味津々です。

深海の環境を忠実に再現した実験室のような水槽や、パネル展示、映像展示で深海についての少し踏み込んだ説明までしてくれています。

勿論、深海生物たちもいますよ。
エビとかカニとか、全く動かないけど実は生きているような植物のような生き物とか…。

正直クラゲに比べるとカメラを向けたくなる気持ちは控えめになってしまいそうですが、水族館でここまでやるか!?ってぐらい学術的に仕上がっています。

 

研究発表の場所と言っても違和感はないですね。

非常に勉強になりました。もう一度、本などを読んで知識を深めてから行きたい場所です。
でないと、あの情報の濃度にはついていけないですもん♪

 

【新江ノ島水族館】
〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1
TEL:0466-29-9960
営業時間9:00~17:00(年中無休・夏季ナイター営業有り)

 

実は深海生物の飼育数もトップレベル!面白さ溢れる『竹島水族館』

最強のB級水族館は、深海生物の展示においても最強でした。
実は深海生物の飼育数もトップレベル!面白さ溢れる『竹島水族館』
いつの頃からか、多くの水族館で見かけることになったタッチプール。

水槽の中で泳いでいた生体を、実際に指でタッチ出来るお子様にも人気のコーナーです。

タッチプールでよく見かけるのが、人懐っこい小型のサメや毒針を外したエイといった魚。
ヒトデやナマコ、タコなんかも入っていたりします。

基本的に、人の体温に触れても大丈夫な、温かい海で暮らす生き物が多いですよね。

でも、竹島水族館は違います。

「グソクムシとか触れたら面白いんじゃね?」的なノリと勢いで、深海生物のタッチプールを作ってしまいました!

熱に弱い深海生物たちなので、タッチプールには不向きなのですが、バイトのシフトのように交替制を採用しているので個々への負担も軽減。

グソクムシだけでなく、タカアシガニを初めとする数々の甲殻類に触れることが出来ます。

そんな竹島水族館の深海生物の展示量は100種類を越えていて、実は本当に日本一だったりします。

タッチプールの裏にある小型水槽には、図鑑でしか見ることが出来ないような貴重な生き物がたくさん展示してあります。
基本、深海生物って小さな生き物が多いので、カメラを持っている人は接写に勤しんでました。

指先サイズの小さなカニとかエビとか、下手すりゃ◯◯◯◯を探せの世界。

 

そういうのを見つける楽しさもここでは味わえますヨ♪

あと、売店のグソクムシ煎餅は意外と美味しい。

【竹島水族館】
〒443-0031 愛知県蒲郡市竹島町1−6
TEL 0533-68-2059 Fax 0533-68-3720
営業時間9:00~17:00(火曜定休)

 

歴史ある水族館で見つけた可愛い深海の仲間たち『魚津水族館』

歴史ある水族館で見つけた可愛い深海の仲間たち『魚津水族館』
最後にご紹介するのは、日本で現存している最古の水族館である魚津水族館。

ホタルイカやノドグロで有名な富山湾を臨む場所でもあって、ここにも幾つかの深海生物達が展示されています。

ただ、前述した他の水族館と比べると、そんなに専門的な深海の展示では無くて、定食の副菜のように「こんなのもありますよ~」といった通路脇の1コーナー程度。

だけど、その副菜が素晴らしい!

 

自分、深海魚の中でもサケビクニンが一番好きなんですよね。

ここ、サケビクニンだらけやんけ!!!

他所の水族館では、だいたい水槽に1~3匹ぐらいしか飼育されていないサケビクニンが、魚津水族館ではグッピーみたいに群れをなして泳ぎまわっていました。

 

正確にはサケビクニン以外にも、親戚のイサゴビクニンなども泳いでいたけど、いやもうね。可愛い。
ゆらゆらと優雅に身体を揺らして泳ぐ姿と、何も考えていないような顔が実に見ていて癒し系。

深海生物って怖い感じの子が多いイメージだけど、そのままカバンのマスコットにでもなりそうな、こんなデザインの子も多いのです。

どちらも過酷な深海で生きるための進化の到達点。
それなのに、こんなにも大違い。
そこが謎が多い深海魚たちの魅力だと僕は思います。

ちなみに、魚津水族館の深海コーナーにはノドグロやホタルイカやズワイガニなどが揃っていて…

実に美味しそうでした。

【魚津水族館】
〒937-0857 富山県魚津市三ケ1390
TEL:0765-24-4100
営業時間9:00~17:00(月曜定休)

 

この夏は、怖いけどかわいい深海魚たちに会いに行こう。

簡単に4つほど深海魚がいる水族館をご紹介させて頂きました。
どれも、僕のように夏が苦手な深海人間であれば、1日中ずっと居座っていられそうな素敵な場所ばかりです。

でも分かっているのです。
自分は深海魚では無く、地上の生き物。

ちょっと涼みに立ち入る程度にしておかなければ、ホントに深海魚みたいな顔のオジサンになってしまうかもしれません!

ホウライエソ(TOP写真の標本の魚)みたいな顔になるのは本当に困る!

 

夏の暑さを「アカン死ぬ死ぬ」言いながらも楽しんで、
深海の「これこそが我が遠き理想郷!」と、両方とも楽しむのが一番ですね。

みなさんも今年の夏はどうぞ近くの水族館で深海に触れてみませんか?

以上、魚撮大好きアラフォーの花隈でした。では、また!