習い事としても人気の高い茶道ですが、初めての初釜の機会には敷居の高さを感じてしまい気後れしてしまいますね。
改めて考えると、初釜に着ていく着物や、ルールはあるのでしょうか。
実際に初釜に参加した経験のある私から恥をかかないコーディネートをご紹介します。
初釜の着物コーディネート!着物は何を着ていけばいい?
最近では洋服での作法も大丈夫な茶道ですが、やはり初釜は特別な物。
是非、着物で行きたいと考えている方も多いはずですね。
とはいえ、改めて着物で行くとなると、何を着ていけばいいのでしょう。
参加の方でも分かりやすいように、ご紹介しますので参考になさってくださいね。
【初釜の着物】一つ紋の色無地か訪問着
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初釜は、新年の最初に行われる茶会でいわゆる新年会のようなものです。
新年のご挨拶をして、その年の最初のお茶を頂きます。
初釜では茶道の本来の作法らしく懐石から始まり、濃い茶、薄茶を頂きます。
着ていく服装は、先生や初釜の場所によって柔軟に対応される場合もあるので先生や先に習っている先輩方に相談されるのが一番です。
が、なかなか相談しにくい時もありますよね。
そんな場合は格式を考えて準礼装に当たる『一つ紋の色無地か訪問着』で行くようにしましょう。
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着物というのは格を考えて着るだけでなく、洋服と同じように自分や、ご一緒する方、着ていく場所に合っているかも考える必要があります。
普段、着物を着なれないと、少し落ち着いた色合いを選んで年齢に相応しくないコーディネートをしてしまうことがあります。
一見、若すぎるように思える明るめの色合いも、幅広い年齢の方に合う色になっています。
洋服の感覚とは違うので、初めは違和感があるかもしれませんが、特に初釜での着物は新年会なので明るい色を選びましょう。
【初釜の帯】金糸や銀糸の入った織りの袋帯か丸帯を締める
また、帯は普段の帯では無く、そこはやはり初釜ですから見た目も華やかな、金糸や銀糸の入った織りの、袋帯か丸帯を締めるのが良いです。
多少、着物の格が落ちても帯の選び方を間違えなければきちんと見えます。
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着物で落ち着いた色を選んでしまった場合にも、
明るめの格上の帯を選べば、合わせる事が出来ます。
帯上げや帯締めも締めていきましょう。
先生によっては、帯の締め方にこだわりのある方もいらっしゃるので相談が出来る場合には伺っておくと良いですね。
また、未婚であれば振袖を着ていくと良いでしょう。
【初釜の着物】髪型は?
髪の毛は綺麗にまとめあげます。
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普段の作法と同じく、器を傷つけないようにアクセサリーは全て外して、帯止めもしません。
茶碗に口紅が付いてしまうと失礼なので、化粧も控えめにしましょう。
リップを付ける際には落ちにくいものを選びましょう。
【初釜の着物】足袋と半襟は白
足袋と半襟は白を選びましょう。
季節柄、足もとが悪い場合には足袋が汚れてしまわないように替えの足袋を持ち歩くと良いですよ。
【初釜の着物】懐紙は基本的には白
懐紙は基本的には白を使いますが、初釜の時など、特別な時にのみ透かしの入ったおめでたい柄を選ぶ方もいるようです。
ティッシュや受け皿の代わりに使われる懐紙は、あまり派手な懐紙は控えたいですが、透かしや浮彫程度でおめでたい席を楽しみたいですね。
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まとめと感想
いかがだったでしょうか。
初めての初釜は緊張すると思いますが、特別な物を用意するのではなく普段着では無く、フォーマルな装いで華やかさもあれば良いという事が分かりますね。
新年会という華やかなお茶席なので、普段のお茶の席とは違う茶会を楽しんでみてくださいね。