過ごしやすい秋が終わり、木枯らしの吹く寒い季節になりました。
こたつでぬくぬくしながら漫画を読んだり、みかんを食べたりと過ごすのは冬の特権ですよね。
こたつで過ごすのは魅力的だけど、電気代がかかると聞いて購入に悩んでいませんか?
いざ買おう!と思っても、最近のこたつはヒーター別で選べるようになっていて、なにが違うのかがよくわからないですよね。
カーボンヒーターこたつとハロゲンヒーターこたつの違いを知って、あなたの暮らし方にぴったり合ったこたつを選びましょう。
カーボンヒーターとハロゲンヒーターの電気代と仕組み比較!
カーボンヒーターの電気代と仕組み
カーボンヒーターについて説明しますと、炭素繊維に電流を流して遠赤外線を発生させる暖房機器です。
太陽の光にも含まれる遠赤外線を放射するため、ぽかぽかと体の芯から暖まる特徴があります。
ただし、遠赤外線が当たる部分に暖かさを感じるため、空気全体を暖めることには向いておらずスポット暖房に向いています。
燃焼系の暖房機器ではないので給油や換気は必要ありません。
遠赤外線量はハロゲンヒーターの約2倍とされています。
同じ温度にする場合ならハロゲンヒーターの約1/2の電気代で済む計算となります。
弱運転(400W)のカーボンヒーターを1時間使用した場合の電気代は約11円、
毎日8時間使用したとして、一か月の電気代は約2600円となります。参考:enepi
ハロゲンヒーターの電気代と仕組み
ハロゲンヒーターは、ハロゲンランプを発熱体とした暖房機器です。
ハロゲンランプから放射される遠赤外線輻射熱が体に当たることで暖かさを感じます。
空気全体を温めることには向いておらず、スポット暖房としての利用が向いています。
電源を入れてすぐに暖かく感じる即暖性が特徴です。
エネルギー効率がカーボンヒーターの約1/2のため電気代がかかる点、ランプのため眩しい点がデメリットといえます。
燃焼系の暖房機器ではないので給油や換気は必要ありませんが、ランプが露出しているためにホコリがつきやすいデメリットもあります。
弱運転(500W)のハロゲンヒーターを1時間使用した場合の電気代は約14円で、一日8時間使用した場合1か月の電気代は約3200円と計算できます。
参考:enepi
カーボンヒーターこたつとハロゲンヒーターこたつを比較
カーボンヒーターはこちら
ハロゲンヒーターこたつはこちら
こたつは布団に囲まれた狭い空間なので、スポット暖房に適したカーボンヒーターやハロゲンヒーターに期待ができますね。
カーボンヒーターとハロゲンヒーターの大きな違いは、遠赤外線量の違いです。
ハロゲンヒーターはヒーターから離れると寒く感じるので、常に電源を入れた状態で使うことになります。
カーボンヒーターは、遠赤外線量が多いために体の芯から暖まるので、少し離れても暖かさが持続します。
常に電源を入れて使用する必要がないので、こまめにスイッチを切ったり、ワット数の低いモードで運転したりと節電ができますね。
カーボンヒーターこたつのデメリット!
カーボンヒーターこたつは本体価格が高め
暖かさが長く続き、省エネで電気代もかかりにくいカーボンヒーターですが、本体価格が高めというデメリットがあります。
カーボンヒーターの最安値は約3500円、
一方ハロゲンヒーターの最安値は約2000円となっています。
ただし、こたつの取り換え用ヒーターで比較すると、こたつ用カーボンヒーターは約7000円、こたつ用ハロゲンヒーターは約7000円と、明らかな違いはありません。
こたつのメーカーやサイズ、機能によって価格が大きく異なるので、ヒーターによる価格の違いはなさそうです。
カーボンヒーターこたつは事故が多い?
カーボンヒーターだけでなく、電気ストーブの事故で多いのは火事です。
灯油ストーブなどの火を使う暖房機器ではないので火事になりにくいと安心してしまう気持ちがありますが、実際はカーボンヒーターなど電気ストーブによる事故も多いのです。(参考:東京消防庁)
特にこたつは電源が入っているかどうかがわかりにくいですよね。
カーボンヒーターは明るく光りにくいので、さらにわかりにくいデメリットがあります。
こたつでぬくぬくしていると気持ちよすぎて、ついつい居眠りしてしまうこともありますが、電源をつけっぱなしで消し忘れてしまうのはとても危険!
使わないときには電源のスイッチを切る、外出時にはプラグを抜くなど、火事には十分に気を付けましょう。
カーボンヒーターこたつのデメリット まとめ
カーボンヒーターとハロゲンヒーターを比較してみると、カーボンヒーターの方が省エネで電気代もかかりにくいことがわかりました。
ただ、こたつの使い方によってはどちらにもメリット・デメリットがあります。
電源を入れてすぐに暖かくなるのはハロゲンヒーターこたつなので、短い時間だけさっと入って暖まりたい場合には向いていますね。
カーボンヒーターの場合には暖かさが持続するので、長い時間ぬくぬくと過ごしたい場合におすすめです。
寒い冬ですが、暖房機器を賢く使って、電気代をかけずに暖かく過ごしたいですね。